本州北上の旅 ~7日目~
August 17, 2010
Route:
八戸→むつ
八戸港の朝日を拝む。
長い一日の始まりだ。
まるで斧の様な形をした下北半島に向かう。
丁度斧の柄の部分に差しかかった辺り。
周りに大草原が広がっている。
何処までも続く真っ直ぐな道。
アップダウンも少なく快適に走行。
小川原湖の周辺。
この辺りは湿原や小沼が点在している。
「小川湖」。
湖の対岸には数多くの巨大な風車が回っていた。
風車に近づけば近づくほどその巨大な大きさに驚かされる。
アップダウンが急に激しさを増す。
何とか登り切ったところで「物見崎灯台」が見えてきた。
斧の右先端「尻屋崎」を目指して自転車を進める。
道中、ほぼ野放しで牛達が放牧されていた。
このような道が何10キロも続いていく。
緑に囲まれ気持ちのいい道だが、終わりの見えない長く長く続く道にやや嫌気も差してきた。
さらに進むと再び海に出た。
遠くに巨大タンカーがおもちゃの様に小さく見える。
尻屋崎の手前には自然保護のためゲートが設けられている。
そのゲートをくぐり海沿いの道を行く。
ようやく白い灯台が見えてきた。
尻屋崎に到着。
沢山の寒立馬(かんだちめ)が放牧されていた。
親子だろうか。
ほのぼのとした風景に心を癒される。
僕が注目したのはこの眠たそうな子。
身体も小さく、じっとしていて、まるでぬいぐるみの様で愛らしい。
尻屋崎灯台。
東北最初に灯された灯台でもあり歴史を感じさせる造りだ。
下北半島は予想以上に広かった。
一日で回ることは到底無理と、尻屋崎を後にし宿のあるむつ市へと向かう。
何時間か走り続け、やっとのことで遠くに町らしきものが見えてきた。
むつ市を流れる「田名部川」から「恐山」を一望。
ゆったり時間が流れる素敵な町だ。
宿に着き、疲れた身体にシャワーを浴びせ、腹ごしらえと町に繰り出す。
旅をしていて僕はこの時の解放感とワクワク感がたまらなく好きだ。
またもやネットで検索、「天一」という店で仙台牛のすき焼定食を注文する。
これがまた美味しく大当たり。
明日はいよいよフィナーレ、本州最北端の地「大間崎」を目指す。
本日の走行距離
163.83km

















