本州北上の旅 ~5日目~
August 15, 2010
Route:
釜石→久慈
釜石の朝。
昨日の分を取り戻すため4時に起床。
救いの宿ホテルサンルートを後にする。
早朝のサイクリング。
心配だった天気も回復に向かいそう。
車通りも少なく、暑さもなく快適に走行する。
太陽の光で大海原が銀色に輝いていた。
山田湾辺りを通過中。
朝雲が湾を包み込み幻想的な風景が広がる。
8時過ぎ、キツイ峠を越え着いたのは「浄土ヶ浜」。
静かな波の音、穏やかな水面、透き通った水。
奇岩が湾を取り囲み、その上でカモメが羽を休めている。
まさに極楽浄土の世界。

高台から見下ろす風景も美しい。
今度は浄土ヶ浜の「中の浜」。
海岸がまるで険しい山脈の様だ。
仙台から300kmの地点を通過。
気温も上昇、アップダウンもさらに激しさを増す。
今日は三陸の三大絶景地を堪能する旅。
浄土ヶ浜の次に辿りついたのは「鵜の巣断崖」。
標高200mにも及ぶ断崖絶壁だ。
鵜の巣断崖と国道45号をつなぐ道。
僕好みの道なため思わずシャッターを切る。
田野畑村の名物、高さ105mの場所に架かる「槇木沢橋」を渡る。
平行に走るのは高さ115m、とてつもなく巨大な鉄橋「思案坂大橋」。
高度感もあり迫力満点だ。
ここまでくるのに何度峠を越えて来ただろう。
特に最後の峠の苦しみはこの旅一番かもしれない。
やっとの思いで三大絶景最後の地「北山崎」に到着。
ブルーの海に荒々しい奇岩。
日本の海岸風景の中で最も迫力のある海岸美を誇るといわれている。
ここの売店で食べた「たのはたアイス」は美味しいの一言。
三大絶景地を制覇し、今日の目的地「久慈市」へと進んでいく。
途中、小さな灯台に立ち寄る。
その小さく強い灯が長い年月海の交通を守り続けている。
大きく開けた海岸線に出る。
愛を語っているのだろうか。
海辺に座ったカップルが遠くを見つめている。
久慈まであと少しだ。
日没前に久慈駅に到着。
頑張ったご褒美に今日は寿司でも食べるか。
と、携帯を手に取り久慈のグルメ情報を探し始めた。
5日目にして、長く険しい三陸の山岳ステージを通過。
明日の目的地は青森県「八戸市」。
「鮨処 きよ田」で地元の美味しいお寿司を頂く。
ビールが疲れた身体に浸み渡る。
今日はゆっくり寝られそうだ。
本日の走行距離
200.16km























