本州北上の旅 ~2日目~
August 12, 2010
Route:
水戸→仙台
水戸の朝。
一晩休み、疲れも抜けて体調万全。
さて仙台に向かって出発だ。
今回のテーマである海岸線にこだわり国道6号から245号に進路をとる。
久慈川にかかる久慈大橋。
紅色の鉄橋が眩しい。
この橋を渡り終えると日立市に入っていく。
念願の海は目前だ。
二日目にして念願のシーサイドロードに入る。
右側にはとてつもなく広大な太平洋が広がっている。
潮の匂いがする風を感じながら心地よくスピードに乗っていく。
まるで南国の島にいるような感覚に陥るぐらいの綺麗な光景。
日本は立派な島国であることを再認識する。
途中の峠から海の方に目をやる。
世の中はお盆休みに入ったばかり。
沢山の人々が海水浴を楽しんでいた。
昼前になりお腹が空いてきた。
ガイドブックで美味しそうなお店を調べ、北茨城市の五浦(いづら)に立ち寄る。
ここの「市場定食」は価格の割にボリューム満点、捕れたての美味しい海の幸を満喫。
至福なひと時を終え、さらに北上を続け「いわき市」に入る。
目指すは「日本の灯台50選」の一つ、本日のメインスポット「塩屋崎灯台」だ。
ようやく塩屋崎灯台が見えてきた。
昼から二時間ほど漕ぎ続けたため疲労も溜まってきた。
日没までの時間も気になりだすがせっかくここまで来たのだからと灯台に向けて再び走り出す。
灯台内のらせん階段を登り切り眼下を見下ろす。
そこには太平洋の大展望が広がっていた。
強風で身体がもっていかれそうだ。
塩屋崎灯台を後にし、心置きなく仙台に向かってまっしぐらに突き進んでいく。
仙台へ向かう途中の海岸線。
台風の影響もあり高波が音を立てて海際まで押し寄せている。
懸念していた雨もポツリポツリと降ってきた。先を急がねば。
しばらくして雨も止み、虹が立ちあがっているのが見えた。
こんなにはっきりとした虹を見たのは遡ることいつのことだったろうか。
夕暮れ時、夏雲がオレンジ色に染まっていた。
しばらくすると空全体が驚くほど紫色に。
急がないと、と思いながらもつい立ち止まって見入ってしまう。
あっという間に日没を迎え、辺り一面暗闇に包まれる。
疲労も完全にピークを超えている。
事故を起こさないことだけを考えコンビニで休息をとりながら慎重に仙台までの距離を刻んでいく。
結局仙台の宿泊施設に着いたのは日付が変わった後だった。
予想通りというか予想以上の過酷な二日目であった。
明日の目標地は気仙沼。
チェックアウトギリギリまで爆睡しよう。
本日の走行距離
270.67km





















