15才9ヶ月でした。
アイリスは4月の中旬頃から食べられなくなり、通院がはじまり、なくなる前日まで毎日、点滴に行っていました。(点滴とチューブにて栄養補給をしていました)
もともと心臓が悪く薬を飲んでいましたが、昨年からは腎臓の数値も悪くなっていました。
今回の死因も腎不全かと思われます。
亡くなる前日は一日中、家の中を歩きまわり(徘徊とは違う感じでした)、当日も午前中まで家の隅々までチェックするように歩いていましたが、お昼少し前に眠りにつきました。
夕方、水分補給をさせようと抱き起こし立たせましたが、フラフラとしっかり立てず…
抱きあげましたがぐったりしてしまい、そのまま私と姉と父に見守られ旅立ちました。
本当に穏やかな…
悪かった心臓が一生懸命動こうとしているのが感じられましたが、荒い息遣いもすることなく最期はゆっくりと心音が下がっていき息を引き取りました。
家族みんな、この一月半である程度の心の準備ができていたので最期は「よく頑張ったね…」と見送ることができました。
アイリスは私と姉がはじめて自宅で出産させた子でした。
15年前のあの日の事は今でもしっかり覚えています。
三姉弟の長女として誕生。
母親のルナも初産で破水してから押し入れに入ってしまって出て来なくなっちゃって大変でした。
アイリスが産まれた時は胎盤が上手くでてこなく、ルナはパニックに…
羊水に包まれたままアイリスを引きずって逃げ回っていたのでこちらもパニックに…
今ならまだ、少しは冷静に対処でできるんでしょうが、昔は本しか頼る物がなくて。。
用意していたビデオも撮ることなく(そんな余裕は全くなかった)、ハサミと木綿糸(へその緒を切って結ぶため)をもってルナを追いかけていました
アイリスは難産でしたが、この子が出てから40分後くらいにディアナが産まれ、その後コロンと弟のこまちゃんが出てきました。
いつもべったりだった三姉弟…
この後、弟のこまちゃんは千葉のお友だちのお家に、ディアナはうちに来ました。
アイリスはきれいなトライの女の子に成長
三歳の時にレイアを帝王出産
とにかく写真が嫌いで…
なかなか良いショットがありません…
父が大好きで、お散歩は毎朝夕、欠かすことなく父と行っていました。
シャンプーしても父についてまわるのですぐに真っ黒に…
(どこ行ってたんだ???)
今年の4月上旬はまだ元気でした。。
「野生児アイちゃん」の呼び名通り、最期の最期まで寝たきりになる事無く頑張ってくれました。
でも……
正直、16歳までは頑張って欲しいと思っていました。。
今は沢山のお花と食べ物に囲まれています。
産まれたのもこの家、最期に荼毘にふしてもらったのもこの家……
虹の橋を渡って、待っていたアース、ルナ、こまちゃんと会えたかな。。。
(ああ…こまちゃんをいじめている気がする~)
ディアナが頑張っているからまだまだ呼ばないでね。
みんなでゆっくりまったりと残った子達を見守って下さい。
うちの子になってくれてありがとう…