ディアナの手術の内容を簡単に説明させて頂きます。
衝撃的な写真(アメブロさんに消される???)も含まれます。
苦手な方はスルーして下さい。
こちらは前にブログに載せたデコのCT画像です。
(9月15日撮影)
右目の眼球の下から副鼻腔にかけて腫瘍が出来ていました。
8月下旬に小さな異常を見つけてから、あっという間にこんなに腫瘍が大きくなって目を圧迫してしまいました。
9月下旬にCTと精密検査の結果、悪性腫瘍と診断。
良性の腫瘍も悪性腫瘍の周りに増殖して、その腫瘍がすごい勢いで大きくなってしまっているとのこと…
この時、痛みを取り除く治療以外はやらずに、余生を…と思っていましたが、その後も日々、目は大きくなってきてしまって、10月6日には少し痛みを訴えはじめ、7日の朝方に何十分も痛みで悲鳴を上げてしまい…
9日に先生方と相談の上、眼球摘出の手術をすることにしました。
手術概要…
予定では眼球の摘出とそこから取れる範囲の腫瘍を切除する予定でしたが、幸いにもほとんどの腫瘍が切除できました。
先生方のご尽力に本当に感謝です。
手術手順…
最初にまぶたと眼球を縫い付け、眼球周りの筋肉も転移の可能性があるため一緒に切除。
眼孔から取れる限りの腫瘍を一緒に取り出す。
眼孔に特殊なスポンジを挿入(自然に溶ける繊維で、もし、またここに腫瘍が出来たときはスポンジの所に腫瘍ができて、腫瘍を切除しやすくなる)
傷口を閉じ、終了。
以下、デコの手術中の写真を数点掲載いたします。
気持ちの良いものではありません。。
苦手な方はここでスルーして下さい。
まぶたと眼球を縫合し、眼孔に沿って切除していきます。
少しずつメスで眼球周りに張り付いている腫瘍を取っていきます。
この時、腫瘍の膜を切らない様に、また、腫瘍が自ら引き込んだ血管を縫合しながら(または焼きながら)進みます。
白い枠の中が腫瘍によって溶かされた鼻骨です。
あとはこの穴にスポンジを詰めて縫合して終了。
(予定ではスポンジを詰めずにここに糸で網を作って縫合後に皮膚が落ちないようにしますが、今回はスポンジを入れました)
これが摘出した腫瘍の塊です。
(白い丸は眼球の場所と大きさです。)
この他に細かい腫瘍も取って頂きました。
傷はこんな感じになっています。
スポンジのおかげか、まぶたが膨らんでいるように見えます。
(16日撮影)
今は痛み止めも飲まず、抗生剤だけですんでいます。
食欲もあり、痛みもないようです。
術前より元気です
今は痛々しいですが、手術より14日で抜糸になります。
(27日予定)
腫れもひいて、毛が伸びてくれれば傷は目立たなくなると思います。
余命、3ヶ月と二次診療所で宣告されましたが、痛みを取り除くだけのつもりでうけた手術で、運命が変わった気がします。
13才までずーっとアレルギーで頑張ってきたデコ、まだまだ頑張れそうです。
癌の再発、骨からの転移…まだまだ不安な事はありますが…。。。
道が開けた気がします。
これからの余生、穏やかにすごさせてあげたいと思います。
応援して下さった皆様、本当に心より感謝いたします。