梅雨も足踏みの夕暮時
「紫陽花さん可哀想だね..... 」
幼い我が子も心配する
ちょっとお疲れの
不安気な紫陽花は
晴れ続きの水無月の
梅雨のしとしと雨に
恋い焦がれている
みたいだね.....
嗚呼、僕も
どれだけ足踏み
しただろう.....
目標を持てば
幾らでも
八方塞がりな時が
容赦無く訪れる
足を引っ張る人や
過去の頓挫経験が
新たな歩み止める
言い訳に成るんだ
だから時折
キミのパパも
17の頃
目標実現まで
したい事を封印するのに
かなりの葛藤に
足踏みしっぱなしだった
現状を抜け出すには
もの凄いenergyがいる
周りの大勢の意識は
自分らと同じで
いいじゃないかと
僕の左手のペン捨てさせて
遊興だけの人生に誘う
今よりもっともっと
己の能力高めたい
外国語もピアノも
コンピューターも
もちろん受験も
誘惑に負けていたら
足踏みしたまま
遊興の場の力の鎖に
繋がれたまま
今の繁栄は無かったよ
嗚呼僕ら受験生の頃は
皆頂点目指して命懸け
世の中どんなに浮かれ
どんなに誘惑仕掛けて
学ぶ時奪おうとしても
僕らはテレビやPC を
新聞で完全に封印して
誘惑仕掛ける歌詞の
音楽はみんな手離した
中には捨ててしまった
仲間もいたし
本当にストイックで
足踏みする暇あれば
いつの間にか勉強さ
僕はピアノだけは
止めずにいた
息が詰まった
ほんの数分間だけ
音譜に集中すれば
幾らでも心鎮まる
また心鎮まれば
鎮まる程
目標実現の臨場感
溢れる未来の時間
いつでも見せてくれた
ピアノ一台あれば
受験という
人生の梅雨は大丈夫
そう信じて乗り越えた
それでも僕が講師の頃
どれだけ僕が言っても
中毒性のあるゲーム
止めない子
どれだけいただろう
講義だけ聴いていれば
成績が上がるなんて言う
僕は詐欺師じゃなかった
音楽も然り
外国語も然り
スポーツ然り
ラクしていたら
何も残らないし
ラクをする限り
出来ないという現状から
抜け出せないからね
家で復習:予習
8:2の鬼に成り
全てを賭けなければ
その道を極められない
結局ゲームもアイドルも
封印出来ないまま
成績上がらず講師のせいだった.....
人の足踏みは
人の欲望や怠惰、
みんなが遊ぶから
過去がそうだから
未来もそうだろうと
失敗を怖れ信じる気持ちが
招いてしまうんだ.....
でもきっと人は
足踏みしながら
成長するんだね
悩むのが当たり前
したい事があっても
当たり前だからね
大事なのは優先順位
そして
夢を叶えるために
一番成りたい事
一番大事な事に
貴重な若い時を
掛けられるかだ
葛藤を突き抜けた先に
胆力生まれて成長して
自己制御の力獲得する
これが大人に成る事さ
キレやすいのは食生活もあるけれど
幼子に手を出したり
恫喝して弱い者嚇かすのは
自己制御出来ない証拠
体ばかり大きくても
メンタリティーは
我慢を知らないんだ
反抗期だからキレる
高齢者に暴言を吐く
愚か者は僕らの仲間には
誰もいなかったよ
図書館や模試の帰り道
僕らはずっと議論した
紛争地の子供達は
反抗期なんて寝言
空爆やテロに怯え
したい事手離して
家族支えるために
10代を捧げると.....
足踏みする
足踏み出来るのは
とても幸せな事なんだ
だからすぐに
暴力振るい
キレる人は
きっと足踏みして
葛藤して我慢して
成長する
プロセスを経ていない
のかも知れないね.....
曖昧な梅雨という
大自然の現象が
僕に教えてくれた
足踏みする時は
きっと我が子を
自分に厳しく
人に優しくしてくれる
僕は信じているよ
嗚呼、パラパラ
霧雨が舞い降りた
悩む時も
渇く時も
苦しむ時も
葛藤の時も
何時の間にか
過ぎ去るんだ
紫陽花もしっとり
美しく耀いて
一年で今しか無い
恵みの梅雨に
咲き乱れ
精一杯喜んで
煌めいているね.....
僕の十代は
永いようで短い
梅雨のような
季節だった
足踏みして
霧雨shower
全身に浴びて
気持ち冷やして
また走り出す.....
キミの小さな手を握り
僕の中にはまだまだ
夢実現のための梅雨は明けてはいないと
確信した未明に僕は
胸の中で永久に咲く
あの日の紫陽花の様に
耀き血の滲む努力重ねた
僕ら仲間のためにも
制服のまま語り合った
人類の叡知によって
世界を平和にする夢
どんなに足踏みしても
叶えてみせるさ.....
足踏みの季節
僕は終わらない
(C)詩月ひかる
追記
皆様も記事にされている
幼子への暴力.....
産んだであろう
母親までも.....
言葉を失います
助けて上げられる
男気や姉御肌ある
心優しき大人
必ずおられると
僕は信じています
最後までお読みくださり
とても幸せです⭐
ありがとうございました
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