これは今からちょうど8年前
早春の横浜と
遥か北の夜空の下の
貴女の部屋を繋いだ
3月5日夜更けの奇跡
僕は顔も名前も知らない
未だ見ぬ貴女との出逢い
確信して書いた
あの物語
僕の少年時代の慟哭の記憶
夜毎叫び続け
無限の情報空間の天の川で
0と1の羅列に封じ込めた
愛に飢えた僕の情念
遂に貴女に届いた日から
貴女は僕の物語を守り
支え鼓舞してくれた
いつか僕の本に
イラストを描いてくれる
僕らの夢叶えるため
僕は余計なしがらみ
関係を完全に脱ぎ捨てる
そう決意した
3月5日夜更け
僕は北の夜空に向けて
叫んだのさ
情報空間に入る
僕の思念最大限にして
一度だけ言わせて下さい
(お願いだ回線よ途切れないでおくれ)
(神様僕のPCが落ちない様にして下さい)
(勇気を出せ、一生後悔したくないさ!)
僕は貴女が大好きです
初めて貴女の声
聞いた時から
ずっと愛しています
僕の事、好きですか?
「大好き、愛してる」
お互いの写真と
そして声だけで
生んだ奇跡だったね
でも一番素晴らしかったのは
お互いの心大事にして
慰め合い励まし合い
夢を語り合ったからなんだね
純愛だとか
プラトニックだとか
そんな既存の愛じゃない
この広い宇宙に溢れてしまう
情報空間の天の川で
何十万分の1を凌駕する
儚くも切ない出逢いさ
僕ら気持ち一つ
告白の夜更け
僕は貴女の写真
可愛い笑顔
枕の上に
ずっとずっと
ドキドキしながら
愛を囁き合ったね
あの日
キミのママは
僕の物語に
足跡を付けて
くれなかったら
そして僕が
ママにアクセス
しなかったなら
キミは生まれて
来なかったんだ
だからこの出逢いは
神様からのプレゼント
そしてパパとママの
艱難を乗り越えた愛
裏切られて傷だらけで
孤独と絶望の僕を
抱きしめてくれた
熱き血潮流れる
キミのママの愛
忘れないでね
いつの日にか
僕ら必ず
天国に帰る
あの告白の夜更けから
幾星霜
僕の地上の人生
終わりの
その日
僕は貴女に
顔と顔合わせ
手を握り
抱き合って
貴女の温もり感じながら
一度だけ
言わせて下さい
僕は貴女が
大好きで
幸せな人生でした
今迄本当にありがとう
愛してる
追記
2006年3月5日
僕の愛妻への
告白記念日です
僕らの物語
本にする夢
必ず叶えます
お読み下さり
本当に嬉しいです
ありがとうございました
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