ドイツの作曲家、ヘルマン・ネッケの代表作『クシコス・ポスト(別名:クシコスの郵便馬車)』を紹介する。
日本では、運動会の定番音楽として人々の耳に定着しているこの作品は、もともとはピアノのために書かれた作品である。日本では、全国的に運動会で使われていた事もありその知名度は群を抜いているものの、日本以外の国では、この作品の認知度は「ゼロ」に近く、近年、日本で作られたゲームソフト等で使用されることにより、海外でも浸透し始めてきたという、逆転現象的な状況にある珍しい曲でもある。
【推奨盤】

チャールズ・グローヴズ/フィルハーモニア管弦楽団[1988年録音]
【DENON:COCO-70610】