リリースするCDは常に注目を集め、演奏会をすれば名演を聞かせてくれる、今、最も勢いに乗っているヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンの録音を紹介する。
シェーンベルクとシベリウスのヴァイオリン協奏曲を収めた意欲作。それぞれ聴きどころが満載だが、特筆すべきはシェーンベルクである。難解なシェーンベルク独特の世界を、ハーンは実に説得力ある演奏で語りかけてくる。ロマンティックでかつ、官能的ともいえる世界へ、ハーンは聴き手を一気に惹き込むのだ。今まで聞いた事のないシェーンベルクの世界がそこにはある。ハーモニーは今まで聞いていた十二音技法を駆使してはいるものの、心地よい響きに聞こえてくるのは自分だけなのか・・・。個人的にはシェーンベルクの苦手な方にも薦めたい録音といえる。
【推奨盤】

エサ=ペッカ・サロネン/ヒラリー・ハーン(Vn)/スウェーデン放送交響楽団 [2007年9月録音]
【DG:00289 477 7346(輸)】
シェーンベルクとシベリウスのヴァイオリン協奏曲を収めた意欲作。それぞれ聴きどころが満載だが、特筆すべきはシェーンベルクである。難解なシェーンベルク独特の世界を、ハーンは実に説得力ある演奏で語りかけてくる。ロマンティックでかつ、官能的ともいえる世界へ、ハーンは聴き手を一気に惹き込むのだ。今まで聞いた事のないシェーンベルクの世界がそこにはある。ハーモニーは今まで聞いていた十二音技法を駆使してはいるものの、心地よい響きに聞こえてくるのは自分だけなのか・・・。個人的にはシェーンベルクの苦手な方にも薦めたい録音といえる。
【推奨盤】

エサ=ペッカ・サロネン/ヒラリー・ハーン(Vn)/スウェーデン放送交響楽団 [2007年9月録音]
【DG:00289 477 7346(輸)】