シューベルトの『死と乙女』という弦楽四重奏曲がある。これをマーラーが弦楽合奏に編曲したものを今日は紹介したい。ご存知の通り、タイトルは第2楽章で彼が作曲した同名の歌曲の主題を用いたことから、同じタイトルが付されているこの曲、マーラーの編曲により、音楽は一層奥行きを増し、全体を包み込む悲哀な情感もまた、説得力を増して聴き手に語りかけてくる。シューベルトが「死」を意識して作曲したといわれるこの曲を、マーラーが編曲をする・・・、必然的にこの曲のエッセンスは凝縮されるはずだ。
録音は結成して3年ほど経った水戸室内管弦楽団の演奏を薦める。精緻なアンサンブルと、緊張感と集中力。マイスターが揃っているだけあり、安心して聴き入ることができる名演だ。
【推奨盤】

水戸室内管弦楽団[1993年録音]
【SONY CLASSICAL:SRCR 9502】
録音は結成して3年ほど経った水戸室内管弦楽団の演奏を薦める。精緻なアンサンブルと、緊張感と集中力。マイスターが揃っているだけあり、安心して聴き入ることができる名演だ。
【推奨盤】

水戸室内管弦楽団[1993年録音]
【SONY CLASSICAL:SRCR 9502】