今日は韮崎に日帰り出張です。


韮崎への悪夢のキップ

仕事を16場過ぎにさっさと終わらせ、18時半に確保していた特急あずさの座席を、16時半に変更しようと韮崎駅のみどりの窓口に向かったところ、前のオッサンがなにやら揉めています。
話しを聞くと、沿線火災で電車が止まっていて14時の特急がまだ来ていないそうで、急ぐひとは普通電車に乗って、甲府に出て下さいだと。


韮崎駅

あずさ♪ (あずさ)

ということで、甲府に出たのですが、さすがに2時間も電車が止まっていたこともあり、ホームもコンコースも、物凄い人だかり。
それでも、およそ1時間後に漸く動き出した『スーパーあずさ』に乗り込み、何とか甲府を脱出しました。



長い付き合いとなった運命のスーパーあずさ

<運命のスーパーあずさ>


社内は、既に2時間以上車内に閉じ込められた人々で埋め尽くされていたのです気楽にが、我々は甲府で1時間足止めを喰らっただけで、このままいけば新横浜からの乗り継ぎ新幹線にも余裕で間に合うはずだったので、「この人達ってず~っと閉じ込められてたんだよね~」等とクスクス笑いながらヒソヒソ話をしていました。
そして、「この電車ってワイドビューしなのに比べて遅いよね~しなのは峠をガンガン攻めてる感じなのに、こいつはやる気が感じられないね~」
とも話していました。
そんな話の最中…
トンネル内で、電車のスピードがガクッと落ちました。そしてその後は徐行運転…

「本当にこの電車遅いなぁ、そのうち停まるんちゃう?」
と言っていると、本当に次の駅で停まってしまいました…

暫くして、驚愕の車内放送!

『この先で、貨物列車が故障の為、かなりの時間停車いたします』
……

車内には重~い雰囲気が漂っています。

特に始発の松本から乗っている人々はもうかれこれ4時間以上この電車に乗っていることになります。

我々は1時間程度ならばまだ足止めを喰らっても大丈夫だったので、他の人達は災難だねぇ等と笑っていたのですが…

暫くして情報が変化。
電車の復旧には少なくとも2時間以上掛かり、八王子到着は深夜になる恐れがあるそうです。

もはやこの時点で家に帰ることは不可能になりました。

仕方がないので、まだぼちぼちと動いていた下りの普通電車に乗り込み、甲府に戻って泊まることにしました。
暫く乗って、次が甲府というところでまた驚愕の車内放送。

『甲府駅の全ホームに電車が停まっており、本電車は甲府駅に入線出来ません。当駅に暫く停車致します』

またかい!

我々と同じように甲府に引き返していた、松本から乗っていたオッサンは声を荒らげて、『またか、このやろう!』

その気持ちは痛いほどよく判ります。

我々はというと、「晩飯何食おう?中華はいややなぁ~」などとのほほ~んとした会話を交わしながらタクシーで甲府駅に戻りました。

ホテルは下請け先の人に手配して貰っていたのですが、ここにも電車が止まって帰れなくなった人々が怒涛のように押し寄せてきました。

記帳しながらその人々とフロントのオバチャンの話しを聞いていると、既にツインの部屋が2部屋空いているだけとのこと。

かわいそう…

と思いながらも、悠々とチェックイン♪

部屋に荷物を置いて、飲み屋を探しながらうろうろしていると…

先程ツインしか空いていないと言われて立ち去った人々がw

彼らは既に壊れ気味なのか、この寒空の中アイスクリーム片手に電話帳でホテルを探しているようでした。

クスクス笑いながらその横を通過し、たっぶりと美味しいお酒を飲んで帰って来ました。

今日はそんなマンガみたいな出来事があった一日でした。

大変だったけど何だか妙に面白かったです。



あ!せっかくなので韮崎の里山の風景でも♪


韮崎の里山