底が真っ黒になった形がいびつになった古びた使い古したアルミ鍋と、錆びたドライバー


母方の祖父が庭の草を採る時に使っていました。


昔の、かつ、ドドドド田舎の家にて庭は森のようでした。広い庭の草とり。


ねずみ色の作業ズボンと白いクタクタのカッターシャツを着てしゃがみ込む姿勢で庭の草を採る祖父の姿を思い出しました。


ふふふ


大正時代生まれアルアルなのかな


祖父は、自宅にいる時でも、古びた白いカッターシャツ とにかく襟とボタン付きしかきませんでした。夏の暑い日は、甚平か下着の白いシャツ。Tシャツやポロシャツなどカジュアルなものは着ませんでした。服にお金をかけませんでした。

きちんとしているのだなと感心していると、出かける時にふと祖父の背広をみると、

自分ではさみで切りっぱなしの袖。

祖母はミシンが十八番だったから、袖丈を縫直してもらえばよいのにね。多分、せっかち短気な祖父でしたから、自分でチョキチョキしたのでしょう。


なんだか、思い出した今日。

すっかり日が暮れるのが遅くなりました。

春が近い。あのムッとする草いきれ。

かじかんだ指先をみながら書いたブログでした。


それぞれの夜をニコニコ