こんにちは、はまなこです。



今回のテーマは【希望皇ホープ】というデッキになります。有名なZEXALの主人公テーマですね。

ただデッキの強さという面を見ると、どちらかと言うとマイナー寄りのデッキではあるので知名度に反してどういう展開をするのか、どのような構築にすればいいのか分からないまたは悩んでいるという人は意外と多いのではないでしょうか。



本記事では現時点のMDで僕が強いと考えている【希望皇ホープ】のカードの採用理由だったり展開を話していこうと思います。






もくじ


1.構築と目指す展開


2.スピリットモンスター


3.クシャトリラモンスター


4.希望皇アストラル・ホープ


5.ナンバーズカード


6.推奨したいプレイ


7.採用アリなカード


8.さいごに






1.構築と目指す展開





なにやら色々入ってますが目指す事は非常に単純でエースモンスターである《No.99 希望皇ホープドラグナー》を成立させ、先攻なら妨害持ちのナンバーズを出して制圧、後攻なら《No.100 ヌメロン・ドラゴン》によるワンショットキルを狙います。





《No.99 希望皇ホープドラグナー》を出す手段として《HRUM-ユートピア・フォース》によるランクアップ、または《No.39 希望皇ホープ・ダブル》によるランクアップの2通り存在します。





基本的には《No.39 希望皇ホープ・ダブル》→《No.39 希望皇ホープ》→《SNo.39 希望皇ホープONE》と素材を重ねていってから《HRUM-ユートピア・フォース》を使用し、X(エクシーズ)素材を4つ持つ《No.99 希望皇ホープドラグナー》を出す事が目標となります。



《HRUM-ユートピア・フォース》の②の効果でX素材を供給出来る為、《No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon》や《No.100 ヌメロン・ドラゴン》といったX素材を消費して発動する効果がメインのモンスターの効果も問題無く使用出来るようになります。

後述する《No.39 希望皇ホープ・ダブル》によるランクアップだけだと、これらにX素材を供給出来ず、活かせるナンバーズの選択肢が減って対応力が落ちる為、可能な限り《HRUM-ユートピア・フォース》は展開に絡めたいです。





《ZS-昇華賢者》は「希望皇ホープ」の素材になった時に「RUM」通常魔法をサーチ出来るので、《ZS-昇華賢者》+レベル4モンスターで「希望皇ホープ」をX召喚するだけで《HRUM-ユートピア・フォース》を絡めた理想展開に持っていく事が可能です。その為このカードも出来る限り展開に組み込みたい存在です。





《ZS-昇華賢者》を素引きしているのが最も簡単なパターンですが、素引きしていない場合《ZS-希望賢者》を使う事でデッキから《ZS-昇華賢者》をリクルート出来ます。

この展開を行う場合、《ZS-希望賢者》用のレベル4×2と《ZS-昇華賢者》とX召喚するレベル4で計3体のレベル4を要求される為、若干要求値が高いですが今回の構築ではそれなりに訪れる場面ではあるので覚えていて損は無い展開です。





《ZS-昇華賢者》がどうしても絡まない場合は《No.39 希望皇ホープ・ダブル》を使って《No.99 希望皇ホープドラグナー》を成立させます。

ただし、この場合前述したように《HRUM-ユートピア・フォース》のように《No.99 希望皇ホープドラグナー》で出したナンバーズにX素材を供給出来ない為、《No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon》や《No.100 ヌメロン・ドラゴン》といった一部のナンバーズの効果が使えない事には注意する必要があります。



《No.39 希望皇ホープ・ダブル》のチェンジ効果はフリーチェーンである為、《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》といった流行りの単発効果無効に対してのケアが出来ます。

《No.39 希望皇ホープ・ダブル》単体だとチェンジ効果に効果無効を撃たれて終わりですが、《ZS-昇華賢者》がX素材になった時の「RUM」通常魔法サーチ効果を通す場合にそのフリーチェーンという性質が役に立ちます。

「RUM」通常魔法サーチ効果に効果無効を撃たれたらそれにチェーンしてチェンジすれば良く、またサーチ効果の処理後のチェンジ効果発動に対して効果無効を当てられた場合でも「RUM」は既に手に入っているのでそのままランクアップに繋げることが出来ます。



他にも《No.39 希望皇ホープ・ダブル》には単体でワンショットキル出来るコンボがあります。それが《ダブル・アップ・チャンス》を使ったコンボです。





《No.39 希望皇ホープ・ダブル》→ 《No.39 希望皇ホープ》にチェンジし、《No.39 希望皇ホープ》の攻撃を自身の効果で無効にする事で《ダブル・アップ・チャンス》を使い、攻撃力10000の《No.39 希望皇ホープ》で殴るというコンボです。

攻撃力2000以下のモンスターが攻撃表示でいるだけでワンショットキルが成立するのでそこそこ決まりやすいです。

バトルファイズに入ってからチェンジ効果を使う事で《エフェクト・ヴェーラー》をケア出来る為、そういう意味でも比較的決めやすいコンボと言えます。






2.スピリットモンスター



タイトルにもある通り、現在の構築では3種類のスピリットモンスターを採用しています。







《幸魂》の登場で《荒魂》が1枚でランク4を作れるカードになりました。

今まではこの枠がオノマト達でしたが、こちらの方が枠がコンパクトに済むかつ、《和魂》以外が単体で強いカードであるという点、召喚なので《増殖するG》に強い点、全員が光闇であり「深淵の獣」と《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》を組んで意表がつける点など利点が多かった為、現在の構築ではスピリットの方を採用しています。

展開で余ったり展開が中途半端に止まった場合でもスピリットの特性で手札に戻ってくれるので次ターンの後続として抱えやすい点も非常にありがたいです。



唯一単体で微妙な《和魂》ですが、採用理由としては《荒魂》+《幸魂》or《和魂》という手札からレベル4×3の展開に持っていけるようになるからです

この採用によって《ZS-希望賢者》による《ZS-昇華賢者》リクルートからのランクアップ展開がしやすくなります。

また③の効果で1枚ドローも付いてくるのでスピリットをフル活用するなら採用しない手はないと思います。






3.クシャトリラモンスター







《クシャトリラ・フェンリル》だけの出張でも強いギミックですが【希望皇ホープ】はランク4主体のXテーマである為、《クシャトリラ・ライズハート》を存分に活かす事が出来ます。

《クシャトリラ・フェンリル》が1妨害+SS(特殊召喚)レベル4になれるのが強力で《六世壊=パライゾス》に至っては後述する《希望皇アストラル・ホープ》のコストにも出来ると本当に隙がありません。



また[7.採用アリなカード]で後述しますが《クシャトリラ・ユニコーン》と《六世壊他化自在天》を採用する事でこのギミックを更に安定させる事も可能です。






4.希望皇アストラル・ホープ








どれも「希望皇ホープ」の重要なサポートカードになります。

全てに繋がる《希望皇アストラル・ホープ》自体が素引き前提である為上振れ気味のギミックではありますが、レベル4の特殊召喚による貫通、ドロー、万能無効、色々サーチとこのデッキの足りない部分を補ってくれる有用なカード達です。

《希望皇アストラル・ホープ》のコストは自身以外の手札・フィールドのカードなら何でも良いですが、余った《六世壊=パライゾス》や《ZS-希望賢者》辺りをコストに出来ると無駄が無くお得です。

《No.39 希望皇ホープ・ダブル》でサーチした《ダブル・アップ・チャンス》も先攻展開では特に役割が無いのでコストとしてうってつけの存在です。



個人的な《希望皇アストラル・ホープ》のサーチ優先度としては《ナンバーズ・プロテクト》≧《エクシーズ・チェンジ・タクティクス》>《ゼアル・コンストラクション》と考えています。

ドローの方が優秀な場合も勿論あるのですが、このデッキは《拮抗勝負》や強い魔法の連打等には脆いので万能無効を構えておく方が個人的には安定すると思っています。《エクシーズ・チェンジ・タクティクス》は《ナンバーズ・プロテクト》を既に持っている、または後手における攻めの場面で優先的に持ってきたいです。






5.ナンバーズカード



《No.41 泥酔魔獣バグースカ》以外は基本的にどれも《No.99 希望皇ホープドラグナー》から出すカードになります。





先攻展開で真っ先に出すのがこの《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》です。1ターンに1度、魔法を無効に出来るので相手の後攻の展開の抑止に大きく貢献してくれます。

メインとなる魔法無効効果はX素材を消費しない為、《HRUM-ユートピア・フォース》でX素材を供給しなくても相手を妨害出来る点が非常に優秀です。



《No.99 希望皇ホープドラグナー》で先攻1ターン目にまずこのカードを出し、相手のターンにもう1体のナンバーズを状況に合わせて選択するという展開がこのデッキの基本戦術となります。

この時《HRUM-ユートピア・フォース》は《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》に付けずに相手ターンに出すナンバーズの為に温存しましょう。

こうする事で妨害にX素材が重要な《No.41 泥酔魔獣バグースカ》や《No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon》を存分に活かせるようになります。





《No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》は先程の《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》同様、妨害にX素材を使わない点が優秀な除去要員です。

その為《HRUM-ユートピア・フォース》が絡まない場面でも《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》と並んで有用な選択肢となれます。

それでいて対象を取らない、バーンを与えると除去の質が地味に高いのが偉いです。



フィールドのモンスターを水属性にする効果はこちらが《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》を出せなくなるのが若干痛手ではありますが、逆に言えばデメリットはそれだけで、相手が《清洌の水霊使いエリア》以外の「霊使い」リンクモンスターを出せなくなったりと偶に妨害として機能する場合もあります。





《No.41 泥酔魔獣バグースカ》は《No.99 希望皇ホープドラグナー》から出す妨害持ちの中で唯一正規の素材で召喚出来るXモンスターです。

その為《増殖するG》を撃たれた時の止まり所としてランク4「希望皇ホープ」より優先して出す事があります。



《No.99 希望皇ホープドラグナー》から出す場合好きなタイミングで全体効果無効を押しつけられるのが妨害として非常に強力で《HRUM-ユートピア・フォース》が絡んでいれば次のターンも生存して打点として扱う事が出来ます。





《No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon》に関しては《No.99 希望皇ホープドラグナー》の効果未使用のまま相手がターンを渡してくるという若干の上振れ感はあるものの相手の罠等による反撃の芽を完全に摘む事が出来る点が非常に強力です。



特に罠ビ対面に対してはこのカード1枚あるだけで詰みまで持っていける性能があり、除外なので安易な墓地利用も許しません。

ただ効果を使う為に《HRUM-ユートピア・フォース》の使用が不可欠なのでその点だけ注意が必要です。





これまで紹介した4体は相手を妨害するカードでしたが、《No.100 ヌメロン・ドラゴン》はそれらと違い後攻におけるワンショットキル用のカードとなります。



《No.99 希望皇ホープドラグナー》のランクが12と高いので《No.100 ヌメロン・ドラゴン》の攻撃力は13000まで上昇します。相手フィールドに攻撃力5000以下が1体でも攻撃表示でいればデュエル終了です。

こちらも《No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon》同様《HRUM-ユートピア・フォース》の使用前提のカードなので絡んでいない場合は注意が必要です。






6.推奨したいプレイ



個人的に思った少し意識したいプレイを1つ紹介します。






《エクシーズ・チェンジ・タクティクス》と《ZS-昇華賢者》をX素材にした《No.39 希望皇ホープ・ダブル》がいます。

《エクシーズ・チェンジ・タクティクス》でついドローしてしまいそうな場面ですが、僕の中での正解はドローを破棄して《ZS-昇華賢者》のサーチ効果のみ発動するです。



《No.39 希望皇ホープ・ダブル》による《エフェクト・ヴェーラー》《無限泡影》のケアの所でも話したように「RUM」通常魔法のサーチを確実に通す為、《No.39 希望皇ホープ・ダブル》のチェンジ効果を温存しながら《ZS-昇華賢者》のサーチ効果を使用します。

この時《エクシーズ・チェンジ・タクティクス》でドローすると一つだけまずい事が起きる可能性があります。それが《ダブル・アップ・チャンス》の素引きです。

《ダブル・アップ・チャンス》を引いてしまった場合《No.39 希望皇ホープ・ダブル》のチェンジ効果が使えなくなります。





《No.39 希望皇ホープ・ダブル》と《No.39 希望皇ホープ》は別のカードであり、《No.39 希望皇ホープ・ダブル》に《SNo.39 希望皇ホープONE》は重ねられない為、この場合《HRUM-ユートピア・フォース》を使用しても《No.99 希望皇ホープドラグナー》のX素材は3つになります。

1体しかナンバーズを出せない為、妨害能力が大きく落ちるのがかなり深刻で1枚ドローの代償としては割に合わない事が多いです。



「希望皇ホープ」の性質上《エクシーズ・チェンジ・タクティクス》は大量にドローするカードと思われがちですが、このような裏目を無くす為に敢えてドローを破棄したりタイミングを逃す事もあったりで実際は1、2枚ドロー出来ればいいかなくらいのカードだったりします。






7.採用アリなカード



まずは単体で採用できると思ったカードを2枚紹介します。《閃刀姫-アザレア》と《No.23 冥界の霊騎士ランスロット》です。





主戦力がXモンスターに偏っている【希望皇ホープ】では《No.41 泥酔魔獣バグースカ》がかなり重い為、《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》辺りと入れ替えて《閃刀姫-アザレア》を採用するのはアリだと感じました。【希望皇ホープ】には光闇のモンスターが多く《閃刀姫-アザレア》が出しやすい点も相性が良いです。



妥協点として手札コストが必要になりますが素材が比較的自由な《トロイメア・ケルベロス》辺りも採用候補になると思います。(Exモンスターゾーンに《No.41 泥酔魔獣バグースカ》がいるとダメなので安定感は落ちます)





《No.23 冥界の霊騎士ランスロット》の役割は対《拮抗勝負》ピンポイントメタです。



【希望皇ホープ】が《拮抗勝負》を対処するには基本的に《ナンバーズ・プロテクト》を使うしかないのでそれが無い時の弱点を克服してくれます。



しかし《No.23 冥界の霊騎士ランスロット》の発動無効効果は強制効果である為、バトルフェイズに入ってから出す事になる都合上スペルスピード1のカードには基本邪魔されませんが、スペルスピード2の適当なカードの発動で発動無効効果を使わされてしまう為、若干確実性に欠けるところは注意が必要です。







次にセットで採用できると思ったのが《クシャトリラ・ユニコーン》とそこからサーチ出来る《六世壊他化自在天》、《クシャトリラ・バース》です。



《クシャトリラ・ユニコーン》が《クシャトリラ・フェンリル》に繋がるカードである為、《六世壊=パライゾス》と合わせて実質《クシャトリラ・フェンリル》を5枚デッキに入れられるようになり安定感の底上げとしてかなり優秀です。



《クシャトリラ・バース》はこのデッキに必須かと言われるとそうではありませんが、単体のカードパワーが高い為採用する価値は充分にあると思います。





これらを採用するには枠的に手札誘発を減らす事になりますが、その代わりにメインギミックを太くしたい方には非常にお勧めできる出張パーツです。






8.さいごに



記事は以上になります。



【希望皇ホープ】デッキは高ランクの派手なモンスターを容易に扱えたり、その非常に高い火力で攻める事が出来る爽快感が魅力のデッキです。



最近だとにじさんじ遊戯王祭で春崎エアルさんが使用されていたので注目度がかなり高いテーマだと思います。



本記事を読んで少しでも【希望皇ホープ】に興味を持ってもらえると嬉しいです。



最後まで読んでいただきありがとうございました。