去年のぼくと今年の一年生へ | 浜松医大ボート部

浜松医大ボート部

元日本ワースト1位という驚異の透明度を誇る佐鳴湖。
そんな湖で朝っぱらから、
汗を流している医学生たちのブログ

ボート部の二年生漕手の松田といいます。

 

ちょうど今から一年前、ぼくの肩書は、男子高校生から男子大学生へとランクアップを果たしました。

とはいえ、今振り返っても当時の記憶は殆ど、というか、全くなく今日と同じエイプリルフールだったんだろうな、くらいの感想しか浮かんできません。

 

 

大正時代の日本人は「エイプリルフール」に「四月馬鹿」というあまりに安直な訳語を当てたようですが、昨年四月のぼくは本当に馬鹿だったようで、雰囲気が善いというだけのこれまた安直な理由のみでボート部入部を決意してしまいました。

 

 

しかし、実際に部の雰囲気はかなり善く、今になって思うと当時のぼくの直感は強ち間違っていませんでした。

先輩方は寛容で優しく、小生意気なことを言っても笑って聞いてくれます。

変わった人から、真面目なしっかり者まで、様々な人をことなげに受け入れてくれる環境です。

ちなみに入部したきっかけもかなり癖の強い男女一名ずつの先輩がのびのび活動している姿に魅力を覚えたからです。

自由で、おおらかな雰囲気は、男子校を出所してまだ間もなかったぼくにはこの上なく肌に合ったのです。

加えて、部活の頻度も自由に選べるので、自分の趣味ややりたいこととの両立もできることも大きな魅力でした。

 

(↑暗いと一見綺麗に見える湖の景色も魅力の一つです)

 

競技自体もとても魅力的です。

メジャーなスポーツではないことが幸いし、経験者が相当に少なく、更に球技などでは必要とされる運動センスがあまり要求されないので、初心者やスポーツ未経験者も始めやすいです。

実際、中高六年間を文化部で過ごし、テレビ画面を挟んでしかスポーツと触れることがなかったぼくでも楽しめています。

 

(↑タロットカードの「The Fool」です。

  浜医にはタロットカードで占いをしてくれる先輩がいます)

 

さて、タロットカードの0番「The fool(愚者)」には「可能性」という意味があるそうです。

大学生初日で四月馬鹿の皆さんには無限の「可能性」があるでしょう。

その中からボート部で青春を過ごすという「可能性」を選び取ってみてもいいのではないでしょうか。

 

(↑朝に浜名湖まで走ったときの写真です)

 

 

折角のエイプリルフールなので、最後に嘘を一つ。

「一年前のぼくへ

一年後の君はボート部入ったせいで、退屈でつまらない日々を過ごしています。」