なぁ…お前!

俺の事好きになれよ

あぁ?

嫌?


ふーん


なら…力ずくでも


ぜってぇー


俺を好きにならせてみせる

覚悟しとけよ?
寂しげな顔で遠目除く君を
余力のまま抱き寄せて

眠りへ誘う

足りないものは

唯一そう時間

こちらの非に固執して

詫びは口付け

日曜日夜へ出掛けよう

信憑性なく砕けた涙の意味案じ

すぐ傍で

すぐ傍で

包む香りを

手放した遠い日を許して

陸橋の脇に設置された灰皿
ここを通るたび罪で

崩れそうになる

側道を歩く

ビニール傘を背丈までも

引き寄せた我が儘な君

思い出は悔いの塊

悩める君振り替えれば

具現化した痛み

何処までも

何処までも

続く足跡

女々しくも

真っ直ぐに眺めた

いつかまた

いつかまた

無いとわかっていて

なんとなく君想い

離れた

すぐ傍で

すぐ傍で

包む香りを

手放した遠い日を

許して

ありがとう

ありがとう

あと一行でさよなら告げるけど


終わらない
朝目が覚めて


やけに広くなったこの部屋に


戸惑うよ…


まだ慣れない戻っただけの

1人きりは何処か嘘のよう

わざと忘れたの?


花の髪飾り


思い出させるよ君を泣かせた

僕のサ・ヨ・ナ・ラ


メルト


溶けてしまいたい


君の記憶に爪痕に温もりに

だけどメルト


いつかまた笑って


それはきっと僕にじゃないけれど


僕の好きな笑顔でメルト



天気予報が告げたとおり

空からは雨が降る

揺れる人波の中

唇をかむ長い髪の少女の姿
凍りつく


それぞれの手には…


別々の傘が…


早足になりすれ違う


何が落ちる音がした…


メルト

壊れてしまうよ…


傘に隠した瞳熱いよ…


痛いほどに想いが伝わる…

息を飲んだ気配に震える…

小さな「サヨナラ」が聞こえた


心が悲鳴をあげて…泣きそうだよ


もう…切なさに…死んでしまいたい!


メルト

駅が見えてきた


もう…会えない

会わない…さよなら


だからメルト


君との街にサヨナラ


閉まる扉駆けてくる…人影

涙でくしゃくしゃの笑顔


「サヨナラ」