カナダで滞在したシェアハウスの大家さんには当時高校生の息子さんがいました
私が空き部屋待ちの間(連絡した際満室だった)
私の仮住まいとして、彼の勉強スペースを快く開放してくれた優しい青年で
私の英語の発音もよく一緒に練習してくれました
日本に興味があったようで日本語を勉強しており
私のことを「お姉ちゃん」と呼んで親しんでくれました
そのシェアハウスには6部屋あり、
いろんな国の学生さんが出たり入ったりするという感じで
その当時私を含め日本人は3人いました
日本人が揃った時に、彼はよく新しく覚えた日本語を披露していたのですが
「外国人が話す日本語ウケる」みたいな感じで
私も含めみんな結構ゲラゲラ笑っていました。
しかし、ある日すごく真剣に
「僕が日本語話すとみんな笑うからもう怖くて話せない」
と言われて、ハッとしました。
もし私が逆の立場だったら
日本で英語の勉強を初めて
頑張って英語を披露してるのに、その度に笑われていたら
そう考えたら本当に悲しくなって申し訳ないことをしたなと、思い謝りました
それからどんなに片言の日本語でも、
真摯に受けてめて、日本語で返事をして、日本語で相討ちを打って
自分がされたら嫌だと思う対応はしないよう心が得るようになりました。
もう一つ私が気をつけているのは
日本語が話せる外国人に、無闇に英語で話しかけないということです
(これは海外生活特有かもしれません。)
これは、日本語が流暢なオーストラリアの方に言われて気がついたのですが、
その方の悩みは
「日本人の友達ができて「僕日本語話せるよ」と日本語で言っても、
その返事も、その後の会話もずっと英語で、誰も日本語を話してくれない」
というものでした。
たしかに、実際そういう状況はよく目撃しました
それからは、
日本語が話せる可能性のある人
(日本人の方のパートナーや、日本に住んでいる・いた方、等)に話しかける時は、
いきなり英語の前提で話しかけるのではなく
まずは日本語で話始めるようにしています。
そこから英語に切り替えるのは簡単ですが、
もしかしたらその数分の日本語の会話が
その人にとって日本語を話す貴重な機会かもしれないのに
その時間を奪う権利は私には無い、と思うからです
私は日本で英語を勉強していた時、英語を話す機会が全くなかったので
特にそう思うのかもしれません
私も第二か国語を取得するのに苦労しているので、
同じように語学を学ぼうとしている人を応援できる人でありたいと思います