「宗教と政治の話をするな」とは言うものの、

海外生活をしてると、特に日本の宗教についてよく聞かれます。

(初対面でもポーン

 

現地の人にとって、自分が初めて話す日本人になることが結構あります。

そうなると自分が日本代表として政治、歴史、文化、宗教について

色々答えなえればいけないんだと、海外生活をして初めて気が付きましたひらめき電球

 

よく考えれば当然なのかもしれませんが、

22歳で日本を出た私はもちろんそんなことを考えたこともありませんでしたガーン

 

特に宗教に関しては本当によく聞かれるので

はじめはかなりしどろもどろだったのですが滝汗

長年かけて試行錯誤した結果、質問した人が納得してくれる回答が出来上がったので

それについて今日は書きます。

(私の専門外ですので完全な持論になりますが、

同じような質問をされた方の参考になればと思います日本

 

よくある第一声は「日本は仏教の国だよね?」という質問です。

 

そもそも神道(Shinto)について欧米人はほとんど知らないので、

その説明からはじめます。

 

「日本には神道という宗教が元々あって、

神道には聖書は存在せず

代々伝統として継がれてきた精神がある。

原住民(ネイティブ・カナディアン、アメリカン)

が信仰するような

自然のもの全てに神々が宿っていると考える

スピリチュアルな宗教。」

 

と言うとわかってもらえます。

 

「どんな小さな地域でもその域を守っている神社があって、

夏になるとお祭りが行われ、地元の人が集い

平和や豊作を願ったりする。

キリスト教徒でも全員が毎週教会に行くわけでは無いように

全員が定期的に崇拝を行うわけでは無いし、

自分が宗教に属していないと思っている人が大半である。

ただ、多くの日本人が

「食べ物を粗末にしてはいけない」とか

「神社やお寺に行く時は礼儀正しく振舞う」とか言うのを

子供の時から言われていて、

そう言った精神が宗教心として日本人に根付いている。」

 

と説明します。

 

京都伏見稲荷

 

それぞれが決まった宗教に属している欧米諸国での宗教に対する感覚と、

日本人の宗教に対する感覚はかなり違うと思います。

私たち日本人にとって宗教心と言うのは感じにくいと思いますが

 

「山奥でしめ縄がかかっている石を見つけたら、

バチが当たるかもしれないと言う恐怖心を無しに叩きわれるか」

 

と考えてみてください。

 

叩き割れないなと思ったら、宗教心があると言うことだと私は思いますニコニコ

 

日本の文化に詳しい人だとここで

「お正月に神社に行って、

お葬式を仏教の方式で行う日本は変だ」

と、言う人がいます。

 

その質問には、まず

長い年月神道と仏教が混同して日本に存在していた

ことを伝えます。

 

元々神道と言う信仰が浸透しているにも関わらず、

インドから伝わってきた仏教を新しい神様の一つとして受け入れた、

と言うのは、日本的で、とっても平和主義で私は結構好きですラブラブ

 

そして、この精神は

「なぜ日本ではキリスト教が浸透していないのに

クリスマスを祝うのかはてなマーク

と言う質問の答えでもあると思います。

 

長くなったので続きはパート2に書きます。