かしこくも宮内省の御買上の光栄を蒙る

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「かしこくも宮内省の御買上の光栄を蒙る」

  

この広告の出典は大阪市東区道修町２丁目２０番地にありました「宗田新次郎商店」の薬種相場表（非売品　大正２年発売）です。
味の素はホームページによれば明治４２年に一般発売されたということですので、当時の広告と思われます。
当時のことに化学調味料などを使うという事は習慣としてないわけですから「かしこくも宮内省の御買上の光栄を蒙る」「あらゆる飲食物の味をよくする理想的な調味料」 滋養一番」「美味一番」 とかのキャッチコピーでPRをしたのでしょう。

また、販売するのも一般人では知識がないわけですから、薬種問屋で薬剤師さんが推奨して販売をしたのでしょう。いわゆる商売をしている店舗で高等教育を受けているのは薬剤師以外に考えられなかった時代でした。科学・化学に関する新しいものを販売できるのは薬剤師以外には考えられません。