伝説の男 | 蛤日記Reborn

伝説の男

以前日記で俺の兄貴について少し書きましたが、うちにはもう1人「伝説の男」がいたのでした。

そう、父親です。
うちの親父はドーラクモン(デジモンの一種)です。
結婚した当初、母親は給料袋から金を抜きオーディオセットを買う父に呆れていたそうです。
当時のオーディオは、今と違って高価なものだったらしいですからね。
兄貴が生まれてスペースの都合にかこつけて全て処分されたらしいですが。

当時、親父は会社で同期の人達が残業する中、定時で帰っていたそうです。
見兼ねた上司が
「タナカ(父)君、みんな頑張ってるのに君は何故帰るんだ!」
「(私生活が)忙しいんです!」
う…う~ん。
当時を振り返って、「いや、その日夜行でスキーだったから」と…。

で、スキー。
玄人はだしです、これは本当。
ある日、リフトの終着の山頂部からゲレンデの逆方向の崖を滑って行ったらしいです。
確信犯で。
半日たって戻って来て
「どうなったんだ?」
と聞かれ、
「下まで行ったがリフトがないから歩いて戻って来た」そうです。
後にゲレンデ裏の囲いは補強され、その崖は「タナカの壁」と呼ばれるようになったそうです(実話)。

また別の時には、酔っ払ったまま
「んじゃ滑ってくらぁ」とスキーを背負って宿を出て行ってしまった。
冗談だろうと思っていたら帰って来なかったそうで。

…で。
何をしていたかと言えば。
当時工事中だった新幹線越後湯沢駅、あそこって駅からすぐにトンネルありますよね。


トンネルの上の山から線路にスキー履いたまま落下してた…。
「背中から落ちてバキッて音がしたから死ぬかな、って思った」そうで。
ちなみに翌朝自分で目を覚まし、折れたスキーを背負って宿に戻ったとか。
あんた…。
皆さん、越後湯沢へ行った折にはトンネルを違う感慨で見上げて下さい。
「うわ、あんなとこから落ちて人間って死なないんだ」ってね。

夏の趣味は素潜り。
よく密猟をしてたそうで。
コツは「早朝現地着で7:00までに完了する」事。
…犯罪者や。
一回、潜る前に警官に見咎められて警告を受け腹がたったので
「果樹園に忍び込んで、みかんをクーラーボックス一杯取ったった」そうです。

もうツッコむ元気ないです。

話題には事欠かない人だ、全く…はぁ。

「蛙の子は蛙」?
ヤな事言わんで下さいよ。
俺は常識人なんですから!!