原点回帰 | 少年野球「浜川ドルフィンズ」の日記

原点回帰

惜敗から一夜明けました。選手達の夢を断ち自責の念から「ああすればよかった、もっとこうするべきだった」とキリもなく考え始める。ふと我に返るとそこには「勝利至上主義」に走ろうとする自分が居ることに気づきます。

少年スポーツにおいて「勝利」とは何なのか。一冊の本「スポーツは良い子を育てるか 」と出会ったのが新チーム結成間もない冬でした。

子供達は未熟だからスポーツから勝敗の結果以外に何かを学ぶという価値観はなかなか持てません。勝ち負けにこだわる気持ちは大人より強くあります。だからこそ子供に対して「スポーツするのは勝つためだけではないのだ」と諭すのが大人の役目のはずです。(以上引用)

「子供達に野球を通じて教えてあげられるものはたくさんある。勝利はモチベーションを高めるための手段のひとつ、だからとても重要だ。しかしそれは最終目標ではないのだ。」こう整理して臨んだ新チームでした。そう考えればいつまでも負けを後悔していても意味がない。そう、選手達の目標(夢)と我々指導者の目標(目的)はそもそも違うのだ。選手達はスポーツマンとして勝利を目指し、敗戦は潔く受け止めて欲しい。そこで何かを感じ自主的に次にやるべきことをつかんで欲しい。大人はそれをサポートするが決してエゴで煽ってはいけない。本来そこで彼らが学ばなければならないものを気づかせよう。決して押し付けることなく。

この一日で気持ちの整理できました。どっしり構え骨太のチーム作りを目指します!