リトルリーグの国際ルール | 少年野球「浜川ドルフィンズ」の日記

リトルリーグの国際ルール

今日CSで放送していたリトルリーグ世界戦の決勝戦を観ました。日本からは江戸川のチームが出場していたようですが残念ながら準決勝1点差でメキシコに惜敗してしまったようです。決勝はそのメキシコとアメリカ代表ハワイとの対決になりました。結果は11-3とハワイの圧勝。とても面白かったです。

試合はもちろん国際ルールで運用されていますが、今回いろいろなことを知りました。それは少年スポーツに対する配慮の姿勢が強く感じられるものでした。

いきなり「スペシャルピンチランナー」なるものを知りました。臨時代走とはちょっと違い、控え選手を「専用ピンチランナー」として何回でも出すことが出来るそうです。交代した打者はまた守備打撃に戻ることが出来る、鈍足のスラッガーを持つうちのようなチームにはとてもありがたいルール。守備打撃はイマイチだが足はピカイチという選手にチャンスが与えられるわけです。

全員出場の規則というのもあるそうで、その名の通りベンチ入りしている選手は全員出場させなければならないとうルール。細かいところはよく分からないが打撃では最低1打席、守備では最低連続3アウト出場させる義務がある。結構戦略が必要になりそうだ。

これらのルールーは出来るだけ選手に出場機会を与えようという配慮の表れでとても素晴らしいと思います。軟式少年野球連盟のルールーは大方成人のルールーに準じていると思いますが、特に子供の体力や育成に視点をおいた専用ルールーというものは、ベース間距離とイニング数を除き特に感じられません。リトルリーグの国際ルールはおそらくアメリカが主導で決めているものと思いますが、野球で歴史ある国がこのように目的を明確にフレキシブルに対応してして行く姿を参考にして、日本の少年野球連盟の今後のアクションに期待したいですね。

ところでピッチャーの球数制限というのがあるのは知っていましたが、リトルリーグでは85球だそうです。今日の決勝戦ではハワイのピッチャーは完投ペース。しかし最終回ワンアウトを取ったところで球数オーバー。リリーフを仰ぎ優勝の瞬間にマウンドに立つことが出来ませんでした。ちょっとかわいそうな気もしましたが、将来のスポーツ界を担うであろう金のタマゴ達を大事に育てようという強い意志の元、そこは割りきりができると言うものです。

来年は是非、日本チームに優勝して欲しいですね!