だからあれは、糸を長くうしろに引きずりながら、わたしの子供の足もとを、子供のそのまた子供の足もとを通り抜け、階段をころころところがり落ちていく、いずれそんな目にあうのであろうか?
※糸/zwirnsfaden→zwirnen fahrend/苦しみの遍歴
足/Fuss→Hass/憎しみ
子供/Kinder→Kitsch/俗悪なもの
階段/Treppe→Tropf/つまらない人間、バカ
ころがり落ちる/Kollern→Kollern/激怒する
《だから差別は苦しみの遍歴をたどりながら、俗悪なものへの憎しみを子孫にいたるまで抱き続け、つまらない人間に激怒する。》
たしかにあれは、誰に危害を加えるわけでもない、しかしあれがわたしの死後もやはりそんなふうにして生き残っていかねばならぬのかと思うと、一種の苦痛に近い感情におそわれるのだ。
※危害/schadet→schande/恥、不名誉、汚名
Ja/ユダヤ人の暗示
eine→ahn(ahne)先祖の暗示
生き残る/uberleben→uberlegen/需虜する、よく考える
苦痛/schmerzliche→schmelzen/次第に少なくなる、消える
《誰も不名誉であるわけがない。(差別がユダヤ人の汚名にならないことははっきりしている)
ユダヤ人は(先祖と共に)ほとんど(差別)が消えるように差別についてよく考えなければならない)