草地の黄金をすぎてくるもの

 ことなくひとのかたちのもの

 けらをまとひおれを見るその農夫

 ほんたうにおれが見えるのか

 まばゆい気圏の海のそこに

 (かなしみは青々ふかく)

 ZYPRESSENしづかにゆすれ

 鳥はまた青ぞらを截る

 (まことにことばはここになく

  修羅のなみだはつちにふる)

 

 草地はソウ・ジと読んで、総、弍

 黄金はコウ・コンと読んで、講、混

 見るはケンと読んで、兼

 農夫はノウ・フと読んで、納、二つ

 見はゲンと読んで、現

 気圏はキ・ケンと読んで、記、兼

 海はカイと読んで、皆

 青はショウと読んで、照

 鳥はチョウと読んで、帖

 青はショウと読んで、照

 截るはセツと読んで、説明

 修羅はシュ・ラと読んで、衆等

 

《総て弍(二つ)の講(話)を混ぜて兼ね、納(受け入れると)二つが現れる。

 記を兼ねた皆(全て)は照(あまねく光が当たる=平等)を帖(書きつけたもの)である。

 照(あまねく光が当たる=平等)を説(主張する)衆等(みんな、人々)である。

 

 

 あたらしくそらに息つけば

 ほの白く肺はちぢまり

 (このからだそらのみじんにちらばれ)

 いてふのこずゑまたひかり

 ZYPRESSEN春いよいよ黒く

 雲の火ばなは降りそそぐ

 

 息はソクと読んで、測

 白はハクと読んで、迫

 肺はハイと読んで、拝

 黒はコクと読んで告

 雲はウンと読んで、薀

 火はカと読んで、化

 講はコウと読んで、考

 

《測(予想して)迫る。

 拝(敬い尊敬して)告げる。

 薀(奥義)を化(教え導く)考えである。》