閑さや岩にしみ入る蟬の声
閑さや岩にしみ入る蝉の声(閑岩染入蟬声)はカン・ガン・セン・ジュ・ゼン・ショウと読んで、勘、眼、旋、授、繕、章。
☆勘(調べる)眼(かなめ)は旋(ぐるぐるまわる)。
授(授け与えた)繕う章がある。
閑さや岩にしみ入る蝉の声(閑岩染入蟬声)はカン・ガン・セン・ジュ・ゼン・セイと読んで、患、癌、戦、受、然、悽。
☆患う癌と戦うことを受ける。
然るに惨(痛ましく悲しい)。
閑さや岩にしみ入る蝉の声(閑岩染入蝉声)はカン・ガン・セン・ジュ・ゼン・セイと読んで、漢、眼、専、需、招、製。
☆漢(漢字)が眼(かなめ)である。
専(ひたすら)需(必要とするもの)を招き製(作る)。
※閑さや岩にしみ入る蝉の声・・・閑さや、静かである。ただ、蝉の声だけが岩にも染み入るほどにうるさく鳴いている。ということは、静かではなく騒がしいほどに蝉の声が響き渡っている、休みなく。
不思議な音響である。人ではなく小さな蝉の声が周囲一帯を被っているという常ならぬ光景に打たれたという写生は音響という空気感と岩という硬質を対比させたものである。
《閑さや》、観察者の眼差しが基点である。