Kは自分がずっと前から気がついていて、それどころかその出てくるのを待ちうけてさえいた男を、クリッヒがわざわざ注意したことに腹を立てた。
KというのはKであって一人個人のことではなく、人はずっと前から太陽の存在に気づいていて、それどころかその出てくるのを待ちうけてさえいる太陽をクリッヒがわざわざ注意したことに腹を立てた。(わざわざ証明するって、どういう意味なのか)
※見るんでない/Schauen Sie nicht hin→Schaute
そのときには自分が監督官と監視人の立ち去るのにぜんぜん気づかなかったことを思い監督官に出した。気をとられて三人の行員を、いままた行員に気をとられて監督官を見失っていたわけだ。
※監督官は自分の三位一体(父、母,K)監視人(天の音うさな、イスカリオテのユダ、Kはユダの末裔)三人の行員は(キリスト教の三位一体(天のお父さま、イエスさま、精霊さま)つまり、重複しているのだから、一度には見えないということの理。
ラーベンシュタイナーは車の右を、クリッヒは左を眺め、カミナーだけがいつものうすら笑いをうかべて御車を追待ちしているふうだった。
☆車(北極星)梃子の点、あの世とこの世の転換点
クリッヒ(左)(うしかい座)イエスさま ラーベンシュタイナー(右)(しし座)天のお父さま カミナー(おとめ座)聖母マリア
「春の大三角から北極星を見つける法というのは多少とも天文に興味のある人ならだれでも知っているようなこと。(第1章・逮捕・了)