すべて二重の風景を

   喪神の森の梢から

  ひらめいてとびたつからす

 

※喪神(sousin)→south/南、source/源、起り、原因

 森/wood/地球の暗示

 ひらめいて/flash→fresh/新しい

 からす/crow→crowd/群衆

 梢/twig→twin/一対のうち一つ

《すべて二重の考え方を、地球の始まりの一つから新しく飛躍する人たちよ》

 

  (気層いよいよすみわたり

  ひのきもしんと天に立つころ)

 

※気層→奇想(奇妙な考え)

 いよいよ/more and more、morはmortal/死すべきを暗示

 すみわたり/clean→飛び越える

 ひのき/sun tree/太陽に人(父母子)

 天(テン・十)→自由

 しんと→新と

 立つ/rise→復活する、生じる

《奇妙な考えで「死」を飛び越え、太陽になった人が新しく自由に復活するとき》

 

 草地の黄金をすぎてくるもの

 ことなくひとのかたちのもの

 けらをまとひおれを見るその農夫

 ほんとうにおれが見えるのか

 

※草地/grass→glass/ガラス、鏡

 ことなく/eventless→evenness/平等に

 ひと/ヒート→heat/炎熱

 かたちをした/shaped→shift/置き換える、移す

 農夫/know夫→知っている男

 けら/cloak→crank/奇妙な考え

《あの世の太陽を過ぎてくるもの、平等に炎熱(太陽/光)に置き換えられたもの、奇妙な考えを持った男(であるわたくし)、ほんとうに地球の精神であるわたしが見えるだろうか

 

 それは氷の未来圏からなげられた

 戦慄すべきおれの影だ(「未来圏からの影」)

※氷、凍る/freeze→free/自由

 戦慄/shiver→粉砕する

《それは自由の未来圏から投げられた砕かれるべきおれの影だ》

 

 まばゆい気層の海の底に

※まばゆい/dazzle→隠された

 気圏/air space→earth place/地球の場所、位置

 海/sea→seam/継ぎ目

 そこ/sole→Sol/太陽

《隠された地球の(あの世)のつなぎ目の太陽》

 

(かなしみは青々ふかく)

 

※青々/green→若々しい

《悲嘆は若々しい》

 

 ZYPRESSENしづかにゆすれ

 鳥はまた青ぞらを截る

 

※ZYPRESSEN/糸杉、哀悼の意

 しづかに/quiet→quietus/死

 青ぞら/青(セイ)→sainted/在天の、死んだ そら(sola)→Solar/太陽の

《ああ、死を悲しむ、鳥(死人)がまた死界の太陽を截っていった。》