声で伝える。
それは、自分の中にある考えや、思い、湧き上がる感情を言葉に変換し、声に乗せて相手に届けることですよね。
その時に、思考や感情に振り回されると、身体は余計な緊張を強いられてしまいます。
心臓がドキドキして、肩が吊り上がり胸に力が入ります。
時には、抑えきれない感情で身体が震え出すこともありますね。
視野は狭くなり、喉は渇いてますます声が出にくくなりますし、汗も噴き出し頭の中は真っ白です。
こうなると、伝える以前の問題になってしまいます。
「どうせまた深呼吸しろ、でしょ」
「息だけで解決できれば、みんなとっくに幸せだよ」
そう思う人も多いようですが、ちょっと待ってね。
呼吸を侮るなかれ。
深い呼吸は、脳の中にリラックスした状態を作り出します。
どんな時も、息は止めない。
それが、本当に、本当に大事なんです。
まず、足首、膝、股関節を緩めて、足の裏を意識します。
足の裏全体に、どんと体重を乗せるイメージです。
そして、息を吐きましょう。
溜息を吐くように。
骨盤周辺の筋肉を内側に押すようにして、ゆっくり長く吐いてください。
吸おう吸おうとし過ぎると、余計身体は緊張します。
まずは、吐くことを心掛けてくださいね。
そして、肩の力を抜きましょう。
身体がリラックスの体勢になると、自然に気持ちも落ち着きます。
心と身体は、連動するように出来ていますから。
一旦落ち着いて、声を出す。
簡単なようですが、思った以上に難しいことかもしれません。
だけど、これが出来るようになれば、コミュニケーションの質は変わります。
あきらめずに、チャレンジしてみてくださいね。
