心をこめた人ったらしのすすめ
ロンドンに旅している若い友人からの葉書
この人にはいつも嬉しくなります。
しかも彼はITの先端技術を専門とする人。
だから逆にわかるのかもしれません。
どこに行っても心をこめた葉書が一枚、
これが人間関係の基本です。
そう思ってもできない人が多い、
いい商社マン、企業戦士だったはずの男が、
70歳もすぎて、
いつでもワープロで礼状をくれたりすると、
どんな仕事ぶりだったのかなと思います。
と言ったら、息子もこのごろ、超悪筆で葉書をくれる。
それでも電話より嬉しい。
一字一字の魂が籠もっているのです。
いつの時代でも人の心はそう変わるものではない。
この葉書のランナーは紀元前4世紀位の
アテネの男たち、大英博物館の所蔵。
このスタイルのよさも
現代人の基準とちっとも変わらない。
中国を語ってある人いわく、
「現代中国なんてないよ、
中国は中国、いつでも同じ、
三国志の人間関係を学べがいい」
