雅の世界が関西には残っています。 | 旧ブログ

雅の世界が関西には残っています。



写真は携帯から送ったので
縦になりました。
すみません、横にすることができなかったので
首を斜めにしてご覧ください。

兵庫県の辰野の揖保川、
永富家という古い名門があります。

ここで一年に一度、
あやめを愛でながら
お茶会があります。

大げさではなく
関西の主だった名門の夫人方が
ほとんどここに集います。

でもすばらしいのは、ここでは
誰も偉そうにする人がいないこと、
もっとも、偉そうにしたら仲間に入れてもらえません。

鹿島建設中興の祖といわれる
故・鹿島守之助さんはここの次男。

ここから東大に入って
かつての外務省に、
でも鹿島建設のお嬢さんと結婚、
結局、会社のあとを継ぐ。

戦後は大変だったそうです。
実家の永富家がなかったら鹿島建設の今はないと
私は思います。

そのまたお孫さんの上野由美子さんが
絵の手本にするのだと
写真を撮っています。

由美子さんの父上が
故・石川六郎さん、

石川さんは建設業界のドンとして
よき時代を築かれました。
本当に何事も一代では成せません。

由美子さんはエジプトのピラミッドの発掘に長年携わった
活動的でスポーティな女性ですが、
和服がしゃきっとよく似あいます。

ちなみに彼女の母上が石川ヨシ子さん、
女流画家として今やナンバーワン

絵の具の使い方を個人的にならって
その道に入いり一人黙々と書き続ける。

ゴーギャンもゴッホも学校で習ったわけではない、
才能は突然の開花ですが、習作の積み重ね。

石川ヨシ子さんの作品はご覧になれば納得されるでしょう。
極めるということはすばらしいことです。