薔薇 | 旧ブログ

薔薇



6月1日、今日は衣替えの後、大掃除。
ほっと一息ついて天気もよし、

昨日は時間がなくて見損なったので
もう一度東急文化村に
薔薇の展覧会を見にいきました。

でも三十分もしないで終わり。
銅版画は精緻、薔薇の香りは好きだけど、
あとはゆっくり家で本を見る。

女性が圧倒的に多い。
キレイなものを見るとキレイになる。

でも感想はといえば、バラは西洋人。
やはり私は圧倒的に
日本の茶花「侘び助」に軍配。

花には香りもない「侘び助」、
は必要最小限の花の形、
だから突極の美を表現します。
原点から無限の可能性を空間に訴えます。

でも三年前に薔薇の原産地といわれる
ロードス島で見た薔薇の香りはよかった。

何世紀もの血の匂いを覆う硬い石畳だからこそ、
ロードス島の薔薇には格別の思いがあります。

それより久しぶりにいった東急本店
品のよさと文化の香りが戻ってきている。

懐かしい茶道具の味岡さんの後を継いだ
原君は昔のままの容儀でそこにいたので嬉しい、
イタリアンのタント・タントも覚えていてくれた。

四つのチーズのピッツア、ロックフォールの味がほのかに効いている
甘いトマトのサラダ、
ブタネスカ(娼婦のスパゲッティの意味)、これは
濃いトマト・ソースがベース、ブラック・オリーブの実がたっぷり、
アンチョビとケッパーが隠し味。聞いただけで涎がたれそうでしょう。
デザートのティラミスとクリーム・ブリュレ、
も格別に美味しかった。昔の味が戻っていた。