おしゃれは心意気 | 旧ブログ

おしゃれは心意気

2008年1月29日

月刊「ぺるそーな」二月号、岩見隆夫さんの言葉

大竹英雄棋聖の碁をひたすらじっとながめる
片岡秀太郎。
こういう男性二人こそ男のおしゃれ姿、
おしゃれは心意気です。

先週月刊「ぺるそーな」二月号を出して、
また3月号のコラムを書いて夜更かし、
ブログもちょっと停滞しました。

月刊「ぺるそーな」では新しいコラムができました。
全文はhttp://www.hamadamakiko.comからお読みいただけますが、

片岡秀太郎さんという歌舞伎役者のような名前を持つ、
東大工学部出身、数値流体学を修めた人が
サイトでインタビューしています。
視点がまた文科系と違って面白い。

なれそめは私もインタビューを受けた側なのですが、
すっかり彼の右脳インタビューにはまって
月刊「ぺるそーな」とコラボのオッファーをして
快諾していただきました。

今月は岩見隆夫さん、
まとめの言葉をご紹介します。

曰く「政界も筋金入りという感じの人がいなくなりました。
意見には賛成できないが耳を傾けないといけないな……
というような鋭さ、怖さを持って迫り、
それが世の中に大きな影響力を与えていくような人がいません。

また昔の実力政治家は、人生の先輩、或いは少なくとも
政治をよく知る者として記者を育て、記者も教わろうとしていました。

そうして信頼関係が生まれ、秘書や政治家になったりするものもいるけれども、
いい報道にも繋がっていました。

そういった関係が少なくなっています。
もう一つ危惧しているのは、携帯政治です。

今の政治家は携帯電話で政治をやっていますし、
またインターネットで記事を書く記者も増えています。

しかし、直接会って、目を見て、相手のものの言い方や
仕草をじっと見ることなしにはAランクの情報に繋がりません。

いつでも直ぐに携帯を掛けるのではなく、
事前にじっくり想定問答を考えたり、言葉を練りに練ったり、
言葉の真剣勝負をする。

そうしたまどろっこしいことをしないと
ジャーナリズムも政治も薄っぺらな、
いわば、アドリブ政治になります。

文明の利器なのですから活用の仕方を考えればいいはずですが、なかなかそうもいきません。

便利なものを持ってしまったということ、
そのメリット・デメリットをしっかり考えて欲しい。
何もしていないとは言いませんが、
ゆっくり考えたり、たまには文章を書いて練るような習慣を身につけ、
また、自分はどうだと、偶には自分一人になって考えて欲しいと思います。」

片岡秀太郎さんのいいところは、
右脳、すなわち何と時代に逆行することを恐れない、
アナログ人間、顔をよく見てよく聞く人です。

こういう人がIT時代といわれる時代に
真に生き抜いていける人になると私は思ってみています。