フランス人のおしゃれには主張がある
2008年1月14日
フランス人はおしゃれの見本 |
第二次大戦中、ドゴールも泊まったホテル。
フランス人のレジスタンスこそ自然な愛国心。
フランス人って本当に一筋縄ではいかない。
けして美人ではないのに素晴らしい、
ジャンヌ・モロー
でもフランスでは美人の代表に挙げられている、
フランスの美の基準。
彼女には何かがいつもある。
指の動き、視線、表情。
フランス女性はちょっとしたしぐさもおしゃれ
「おしゃれ」とはどういうことかと
ついつい哲学したくなります。
映画とフランス人はおしゃれの永遠の先生。
バート・ランカスター |
アラン・ドロン扮する野心に駆られる
青年を尻目に革命に身を投じていく、
「黒猫」の老伯爵を思い出します。
ビスコンティが愛したダンディ。
男の「おしゃれ」そのものでした。
この映画では鉄道技師、
彼にはどこかレジスタンスが似合う
本物の知性を秘めるからではないかと思います。
若い頃、彼はサーカスにいた、
でも知性と教育とはまた違います。
演じるといっても
その人の発する気は裏切れない。
バート・ランカスター |
バート・ランカスターとジャンヌ・モロー
演技力とはこういうものかと思う、
些細な動きにも意味がある。
鉄道野郎のチーム・プレイが面白くて
いざとなったら渋ぶといフランス人の
愛国心のあり方が見える。
今のアクロバットみたいな映画とは全く違う、
人の意思の力を描く、
バート・ランカスターの身体も顔もぴったり。
よき時代のよきアメリカ人。
モノクロ、
カラーがないのにカラーがある以上に
カラーは自分で想像している。
クレオパトラ |
「ふつうの女のふつうのツブヤキ」
一月号は絶世の美女といわれるクレオパトラ、
世界三大美女の一人です。
クレオパトラはなぜ横顔か、
と、アブシンベル神殿にいってはじめた
わかったそうです。
人間の歴史の中ではいつの日が破壊されたり
崩れたりすることがある。
横顔ならば、壁の向こうにまだ顔があると
考えられるから、と
エジプトの歴史学者にいわれて。
ちなみにテレビが発達して
有名人の顔ならばみんな大写しに
するようになったら
美女なんて残りません。
神秘性を失った現代人には
夢も失われたと思います。
人の顔はどれもそんなに変わらない、
と思えばみんなハッピー、
絶世の美とはその人の発するオーラ、
エネルギーのことかもしれません。
クレオパトラはけして美女ではなかったようです。
声に魅力があった、とは定説。
おしゃれのためにも
言葉と声を磨きたい。