深刻な問題 | 浜田伊織

深刻な問題

フランスでカキ大量死 - 11月8日

(パリ 11月8日 時事)秋冬の味覚カキが旬を迎えたフランスで、養殖カキの若貝が大量に死ぬ現象が広がっている。生産量が落ち込み、価格上昇が懸念される中、仏海洋開発研究所は、かつて同様の事態を救った日本産カキの再導入を検討。このほど約50個を日本から取り寄せ、適応性を調べる検査に着手した。
カキの大量死が広がったのは2008年夏から。養殖場によっては、生後1年未満の若貝の60~90%が死んだ。原因は不明だが、同研究所は「水温や水質など環境変化と免疫力低下、ウイルス感染による複合的要因が疑われる」としている。
フランスでは1960年代にも若貝が大量死し、それまで主流だったポルトガル産ヒラガキに代えて日本産のマガキを導入。カキ養殖業者団体によれば、フランスで現在流通しているカキの大半は日本産の「子孫」だ。
改めて日本産カキを取り寄せた理由について同研究所の担当者は「(前に導入した個体からの)遺伝子変異を調べるのが目的」と説明する。
検査には数カ月かかる見通しで、ウイルス耐性や環境適応力の高い個体を新たに種貝としたい考え。ただ、販売できる大きさになるまで5年かかるため、新世代の日本産カキが食卓に上るのは、もう少し先になりそうだ。



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