私はオサムが違う女の子と手を繋いで歩いているところを目撃してしまって
泣きながら引っ叩き 家に帰った。
スマホは職場に置いたまま。
次の日、オサムとはシフトがズレていたから
カフェに出勤した。
スマホを見ると、オサムから何件も電話と、あと、LINEが来ていた。
「ごめん」
「ちゃんと話したい」
「俺も色々あって」
「明日の夜会えないかな」
…このままってわけにもいかないし
私は会うことにした。
その日の帰り
仲良い同僚のミホに声をかけられた。
「昨日さとみ、スマホ置いていったでしょ。
休憩室でめっちゃ電話鳴ってるから スマホ失くしたと勘違いしてるのかと思って 出たの。
オサム君だったし、何度もかかってきてるからスマホ探すためにコールしてるのかと思ったらなんか違うし…
めっちゃかかってきてたけど、どうしたん?
待ち合わせでもしてたの?」
同僚のミホは私とオサムのことも知っていて
仲良しだったから
その話をされた瞬間、私は泣いてしまった。
ミホはずっと話を聞いてくれて
なんかスッキリした。
私はそのまま オサムのところへ向かった。
オサムはファミレスにいた。
私はミホに話してスッキリして
もう別れるつもりで来ていたので
オサムに会うとすぐ、昨晩の話をした。
「何、あの子と付き合ってるの?」
すると、まだ、だと言う。
「まだ」ってなんだよ。きもちわる。
でも狙ってるんだよね、わかってる。
可愛いもんね、あの子。
オサムの言い分としては、
わたしが忙しすぎてなかなか会う時間が減ってしまって その間、新人の子の指導しつつ、そのまま何回かゴハンとか言ってるうちに仲良くなったのだと言う。
でも私、家庭の事情だし…。
こいつは妊娠中に浮気するタイプだなと思って
今までの思い出とか沢山あるけど
なんだか一気に冷めてしまって
「もう嫌い」「別れよ」
そう言った。
オサムはなぜか待ってくれ!と言ってきたけど
意味不明。
あの子がいるのに。
私はオサムに別れを告げて、
新しい女とオサムがいる職場なんてまっぴらだし
てゆうかアルバイトだし。
他にバイト探そうと思って
次の日には店長に
家庭の事情ということで退職を申し出た。
通常は1ヶ月前に言うものだけれど、
私の場合は家庭の事を店長は知っていたので
今週いっぱい、が通った。
私はその週で、
今までお世話になったカフェと
恋人と
お別れした。