食べ物を置いておくと寄ってくるハエなどの虫たち。
特に女性の方は「苦手だな……」と感じることも多いですよね。
でも、なぜ彼らは寄ってくるのでしょうか?
「菌ちゃんふぁーむ」代表の吉田俊道さんは、その理由をこう教えてくれました。
**「虫は、腐敗(熟成)したものを好む傾向がある」**のだそうです。
なぜ野菜に虫がつくの?
実は、勢いよく生長している最中の野菜や草には、虫が好む栄養素は少ないのだとか。それなのに虫がつくのは、土が「腐敗」しているからかもしれません。
空気に触れられない土が腐敗すると、そこから育つ植物に虫が寄ってきます。
そこで大切なのが「天地返し」。下の土を地上に出して空気に触れさせることが、いかに重要かがわかりますね。
「元気な土」が育む、虫の来ない野菜
元気な土壌で育った元気な植物には、虫はあまり寄ってきません。
生長が終わり、子孫を残す準備(熟成)が整ったとき、はじめて虫たちがやってきて分解し、土の栄養へと還してくれるのです。
では、その「元気な土」の正体とは何でしょうか?
鍵を握るのは、**「菌根菌(きんこんきん)」**という土壌のカビです。
• 菌根菌のメリット:
• 根の代わりに地中深くから水分を吸い上げてくれる
• 微生物を育て、土をフカフカにしてくれる
これこそが、自然農のひとつのゴールと言えるでしょう。
虫は、土からのメッセージ
虫は、役割を終えたものを食べてくれる「自然界のお掃除屋さん」です。
もし、野菜や花に虫がついて困っているなら、すぐに薬をまくのではなく、**「土が腐っているサインかも?」**と疑ってみる。そこから、より豊かな自然との付き合い方が始まるのかもしれません。