差額原価収益分析とは、


安値受注のような特殊な非反復的意思決定を行うときに、


追加的に発生する収益及び原価・費用のみを抽出して差額利益を計算し、


迅速な意思決定を行う手法である。

 安値受注の例でいえば、従来の計算方法(総額法)では、


現在の売価での損益計算を行い、


さらに安値受注後の損益計算を行って差額を調査することになり、


大変な手間がかかり、経理部門も巻き込んで計算を行わなければならない。

 これに対し、差額原価収益分析(差額法)では、


受注によって変化しない原価(埋没原価)は計算上無視し、


変化額のみを抽出して差額利益を計算する。


この方法によれば、より簡便・迅速に差額利益を計算し、


意思決定を行うことができる。



原価計算論/廣本 敏郎

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