最高裁が先日、旧優生保護法は憲法違反として、国に賠償を命じた。


主に軽度知的障害の人たちにとっての朗報となる。


つい今まで(2022年現在)、障害者への明らかな不当な差別があった。妊娠しても医師は「死産にしましょう」と一方的に言い、本人の意思の確認さえしないで、赤ん坊を言わば殺戮した。医学部医学科もせいぜいこの程度と私もウンザリしている。


個人的な私の体験では、過去に懇意にしていた女性がたまたま軽度の知的障害で、彼女とベッドを共にしたとき、下半身の異変に私は気づいて「どうしたの?開発されたの?」と囁いた。すると彼女は俄かに泣き叫んで私に言う「精神障害者のはまちゃんに、いったい何が分かるというの?ワケの分からないクスリを飲んでるだけの、ただの気狂いじゃない!」


既に、彼女は、子を産めないカラダになっていた。生涯、彼女は、子を産めない。


その際、私は、国の犯罪だと思った。


気が狂ったように、彼女は泣き叫び、私はその姿を決して忘れない。


優生保護法がなくなっても、優生思想が果たして消えるのかどうか、疑わしい。私は、医学部医学科の見識を疑っている。端的に、勉強不足だ。