医療関係者が嘆き節をあげる。
精神疾患の女性で、夜の仕事に就きたがる人がいるという。
職業選択の自由があるけど、そこに本来の《自由》があるのか疑わしい。
円安の昨今では、海外へ売春しに行く人もいる。
警察は注意喚起している。
先日、海外売春の斡旋をする男たちが逮捕された。
正規のハローワーク抜きでの紹介だったらしく、労働基準法違反容疑。
見事に数億円を男たちは儲けていた。
風俗嬢との接点がかねてより皆無の私は、売買春の肌感覚は分からない。
性産業では、デリヘル嬢が労働組合を作ることもあって、千葉県のユニオンの話なら私も承知している。
カスハラ等、非常に大変だと思う。
ある女性ライターは、風俗嬢だったことを告白する。
彼女の場合、恋人がいなくて、寂寥と孤独と《彼氏欲しさ》から夜の商売へ飛び込んだらしい。
《彼氏欲しさ》からの売春と彼女は言うけど、たぶん、神経はもう擦り減っていたのだと思う。
常識的な判断ではないように思う。
ちょっと病んでいたのかもしれない。
いつだったか、Yoshiの小説『アユの物語』を読んだ。
その作品では風俗嬢が底なしの不幸せに溺れていく。
薬漬けにされ、海外へと排斥され、見知らぬ国でたったひとり死んでいく。
彼女の精神活動は喪失の常況だったと思う。
そうすると、民法総則の規定により、過去では少なくとも準禁治産者の立ち位置になる。
現在は民法総則は改正され、被保佐人、被補助人の立ち位置になると思う。
つまり単独での法律行為(契約)はできなくなる。
先日、経済産業省の元職員が、女性に睡眠薬を飲ませ、猥褻な行為に及んだことの裁判があった。
実刑で、懲役8年。
この事例では、女性はもはや精神活動の喪失の常況だと思う。
この女性に対しての強制猥褻は、問題が多すぎて、執行猶予なしの判決も当然。
なんだか話が六法全書満載になっちゃって、また私の悪い癖、論文調の堅苦しい文になった😅
精神疾患の女性で、夜職に就きたがる人がいるのは、私としては少し悲しい。
人工地獄から二度ともう抜け出せなくなる心配がある。
闇から闇へ、運ばれてしまうから、本来の自由なんかあるはずもない。
誘われても、遠慮しといたほうがいい。