NHKニュースを見てたらきょうは「昭和の日」だとのこと。


知らなかった😅


テレビのディスプレイから地方の様々な催しものが見えた。


事情により、私は地方への遠出ができない。


特にきょうは不安でいることが多く、体調はよくない。


今は四月最後の月曜、冷たい風が南向きの窓から入ってくる。

おかげで少し心の痛みも和んでいる。


「ふるさと」や「故郷」といった言葉が縁遠い。

東京生まれ東京育ちだからかな。


時間を遡ると、なにかしら原風景に出会うみたい。

昭和…

私はその殆どを思い出さない。

大学は法学部法律学科だった。

あのバブル経済の日々を、私は千代田区大手町の法律事務所で過ごした。

法律事務所の職員は、誰もがみんな『朝日ジャーナル』を読み耽っていた。

岩波書店の『世界』は必読書だった。

良きライバルに恵まれた。


今、令和になって、NHKの連ドラは明治大学法学部が舞台。

思い出して、私は泣いている。

学友との日々、新潟へ嫁に行ったガールフレンド。

悔いだけが、残る。


テレビのディスプレイに、《泣き相撲》で泣く子供たちが映る。

どの地方なのか知らない。

この子供たちに、受験の恐ろしさや、経済格差を知ってもらいたくない。


なにもかも冗談…笑える冗談だけならいいのに。


『影になったシャミッソー』そんな小説がある。

あまりにも傷ついてしまうと、人は影になる。

幻影の果てに、なにが浮かぶのか、分からないけど。