四月も半ばに差し掛かります。


いかがお過ごしでしょうか?


個人的な話題を私はあんまりしていません。


今宵は私を巡る小さな世界についてお話します。


近所の仲間たちはみんな元気に働いています。大学出身者は私しかいないみたいです。仲間たちには普段、大学の話を私はしません。そういう話題ってデリケートだからです。おそらく私は恵まれていて、何不自由なく青春時代を過ごしました。大学へは受験せずに進学しました。大学附属校だったのでそのままエスカレーター式に上がっています。まぁそんなことはどうでもいいのです。


実父は私がまだ子供だったときに他界しました。急性心筋梗塞で、出し抜けにこの世を去っています。一人だけいた弟も脳溢血で他界しています。


で、再婚して私と違う姓になった母は今現在、寝たきりです。母はくも膜下出血で倒れ、8時間に及ぶ手術をし成功したのですが、高次脳機能障害の後遺症があって、外傷性の精神障害になっています。要介護4ですが、たぶん今度、要介護5になると思います。施設ではなく、自宅療養をしていて、闘病生活を義父と私がサポートしています。訪問看護、訪問リハビリ、訪問診療、訪問介護、訪問入浴、などで母を支えています。可哀想です。


私自身は若い頃からずーっと一人暮らし、家事は全て自分でこなしています。仕事と家事とでいっぱいいっぱいの日々です。


高望みを私はしません。子供の時から一人遊びや寄り道が好きです。静けささえあれば私は満足。喧騒には向いていません。静かな部屋で読書するのが好みです。読書してどうなるでもないから、理科系の人などは文学に意味も価値も見出せないのかも。ともあれ一人遊びが好きで、近所の雑貨屋さんで、猫のマグカップをぼんやりずっと眺めていたりします。眺めるだけで満足。


欲を言ったら人間、キリがありません。フーリエの『四運動の理論』を読みますと人にとっての最大の欲望が金銭欲だと明らかにされていて、性欲ではなく、人間誰しも「カネが欲しい」と、ご自分の欲望の奴隷に成り下がっていますね。憐れです。


美術作品にしても、人によっては《所有したい》と高望みするのです。この場合、法律が適用されて、所有権となりますね。あんまり良い趣味ではなさそうです。まぁ度し難く下品、野蛮なんです。


さて、私の愛すべき近所の仲間たち、みんな元気そのものです。みんな町内会で暮らしています。下町の私たちは洋菓子を作っています。販売のため霞ヶ関などの都心へ行きます。両手はもう北海道バターでベタベタ(笑)お菓子なら私たちにはたくさんあって、お菓子しかありません。働く私たちは幸せです。


下町だからかな、みんな着るものもいい加減。女子によってはいつもサンダル履きですからね。それでいいと私は思います。ネクタイを締めるのは私くらいです。「なんでそんなにオシャレしてるの?」と仲間たちからは言われています。


距離感を私は大事にしていて、その隙間を趣味に費やします。


結婚は今のところあんまり考えていません。結婚なんかしたら、家事は私が全てやることになりそうだし、サンダル履きのオネエサンから横でお喋りされても困ります。静けさをブチ壊しにされても、私は困りますから。


小さな幸せをこのまま積み上げていきたいです😊