この間、小さな虫が家の床を歩いてた。
娘二人は、怖がりながらも虫にちょっかいを出してた。ふぅ~って吹いてみたり、床をドンドンって足踏みしてみたり…。
後で私が気付いた時には、虫さんは潰れてた。
娘たちに『あ~もしかして踏んだ?虫さん死んじゃったよ。ほら、ぺしゃんこでしょ?』って話した。その後すぐに私はティッシュで掴んで、ごみ箱にポイした。
もうすぐ4歳になる長女には、かなり話しが通じるので『死んじゃったらどうなるか分かる?』と聞いてみた。
…でも『??』って感じだった。
そりゃそうだ。もちろん私も今まで教えたことがないんだから。
私は長女に『死んじゃったら、動かないし…歩けないし…飛べないし…ご飯だって食べれなくなるんだよ』って言った。
こんなことを話しながら私は、“死ぬってことを教えるのは難しいな”と思 った。
だけど娘は『うんうん』と言いながら聞いてた。娘の表情は、どこか真剣というか、悲しそうというか、とにかく何かを感じ取ってる風に見えた。“笑えない話”だっていうのが分かっているみたいだった。
その後もしばらくは、長女が『死んじゃったら動かなくなるし…』と私に話しかけてきた。
娘なりに、気になっていたんだろうね。
『死』を理解できるのはいつ頃なんだろう。
話すには早過ぎたかな。
でもいつかは皆、経験する日が来るんだから…。