わたしが
初めて就職したのは
私立の幼稚園

初めて担任したクラスは
四歳児で
35人でした


そのあとは
公立の保育園で働き
出産を機に
親子教室の運営

私立の子ども園

という経歴なので
そんなたくさんの人数を
一人で担任したのは
そのときだけ…
当時から
思いだけは熱かった

から


からぜったい
35人全員と
ガッツリ絆を





と意気込んでいましたが
初めて担任して
初めて1学期末をむかえて
子どもたちの姿を記録にまとめるとき
ちゃんと記録に残せない子がいる
と気づいて愕然


毎日
ちゃんと子どもたち
ひとりひとりをみる
って
こんなにも難しいんだ


と気づいた瞬間でした





記録がうまく書けず
先輩に相談





先輩からのアドバイスが
毎日
子どもたちの姿をみる
のは難しいなら
1日一回必ず抱っこする
をしてみたら?
でした

その日から
必ず1日一回は
全員を抱っこ







四歳児ともなれば
抱っこを恥ずかしがって
やめろやー
と逃げる男の子


抱っこさしたるわ
と照れ隠しの上から目線な子


もいたけど
めげずに実践



そしたら…
抱っこから気づくいろんなことが

わかりやすいところでは
熱っぽいとか
体調の良し悪しも
目で見るだけより
よーくわかる


抱っこしたときの感じで
あれ?と思ったときは
体調の変化にすぐ気づけるように
今日は給食
この子一緒に食べよう
って決められたり…
なにより大きかったのは
心の変化に気づけること





抱っこしたときの
カラダの預け方で
あ、まだ緊張してるな
とか
あ、甘えたかったんだな

とか





抱っこすることで
カラダだけじゃなく
ココロも近くなるようで
抱っこのときに
こっそりと
ぼく、重たいやろ?
って気遣ってくれるから
なんでー?全然重たくないよ
って聞くと
ママのお腹に赤ちゃんがいるから
抱っこしてっていうの
我慢してるねん
ぼく、お兄ちゃんやから重たいから
と答えた子がいて
ココロに秘めてたことを
毎日の抱っこの時間の中で
そっと教えてくれて…
そのとき、
もし抱っこしながらじゃなかったら
そんなん気にしなくて大丈夫だよ
抱っこしてって言えばいいよ
って答えてたかもしれないけれど
ココロがギュッと近かったから
その子が
小さなカラダで
一生懸命決めたことが伝わって
やさしい気持ちで決めたんやね
応援する!!
抱っこしてほしいときは
先生に言ってね
って
小さな決断に敬意をもって
小さな背中をおしてあげることができました
たかが抱っこ

されど抱っこ

スキンシップは大事





あれから15年
いまでもずっと
1日1抱っこ
大事に大事に続けています

