勉強会の要約。
テーマ:ダイエット
講師:日本体育大学健康科学・スポーツ医科系大学院 研究員 Mさん
■研究員になった背景
薬剤師で新薬の研究などをしていた。夫のダイエットが必要となり、
簡単だと思っていたが、なかなかうまくいかず、調べてみるととても奥が深く研究し
たくなった。
現在は、心理学の面からも掘り下げ中。
■社会
日本人はそもそも太りにくい。
高脂血症(血液があぶらまみれ)の方が、
1961年 10%
1982年 30~40%(男女・地域差あり)
に増えた。
肥満では死なないが、血管が硬くなる血管障害となり、動脈硬化などの病気になる。
現代人は、食事の目的を忘れてしまった。
本来は、「命を繋ぐため」
手持ちぶさたで食べたり、ストレス解消で食べたりなど、本来の目的以外で食べる機
会ができた。
オススメ書籍「百年の食」
http://www.amazon.co.jp/%E7%99%BE%E5%B9%B4%E3%81%AE%E9%A3%9F-%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%8B%E3%80%81%E5%83%8D%E3%81%8F%E3%80%81%E5%91%BD%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%90-%E6%B8%A1%E9%83%A8-%E5%BF%A0%E4%B8%96/dp/4093876835/ref=sr_1_2/503-5366574-9179929?ie=UTF8&s=books&qid=1176429750&sr=1-2
日本政府は、プロジェクト「健康日本21」
http://www.kenkounippon21.gr.jp/
を推進しているが、全項目で良い結果が出ていない。
アメリカ政府は、プロジェクト「ヘルシーピープル2000」
http://www.metamedica.com/news2000/2000011201.html
を推進した結果、全項目で素晴しい成果を挙げている。
ヘルシーピープル2010にバージョンアップを計画中。
→日米の違いは、アメリカのプロジェクトは非常にシンプル。
「1日5皿の野菜・果物を食べましょう。」
覚え易さ・実践し易さがポイント。
日本人が生活習慣病率世界No.1になるのは時間の問題。
■肥満の原因
食事の欧米化。
効率重視がおかしなことになって、面倒くさがりが増えた。
味が分からなくなった。
運動不足。
■運動
筋肉を1キロ増やしても、基礎代謝は30kcalしか増えない。
増やすのは難しいが、減らさないために運動が◎。
家事などちょっとした日常の運動を積極的にやろう。
運動で大切なのは消費カロリーよりも、痩せ易い体質になることかもしれない。
ストレスや激しい運動は、DNAが壊れる。
壊れたDNAが尿からたくさん出ていることが分かった。
■食事
空腹状態のメリットは、壊れたDNAを修復してくれる。
内臓を休めることが健康のために大切。
摂取カロリーは年々減っているが、脂質の摂取量が増えている。
肥満は増えているのは、摂取カロリーの増加ではなく、脂質摂取の増加が主な原因の
1つだと思われる。
ストレスと食欲を同様に感じるようになっている。
ストレス解消に『食』を使うことをできるだけ避けるべき。
甘いものが食べたくなったら、まず水を飲む。深呼吸。それでも食べたいなら食べ
る。
■脂肪
脂肪は1つの臓器のような働きがあることが分かった。
適性量であれば、良い働きをするが、ある一線を越えると、
ドカ食いするようなホルモンを出したり、血圧を上げるホルモンを
出すなど、悪い働きばかりしている。
脂肪細胞は基本的に増えることがないが、肥満の限度を超すと
新しい脂肪細胞が作られる。
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■はまちの感想
多くの人が、
食事の改善が必要なことは知っている。
運動が必要なことは知っている。
肥満を放置しておけば、怖い病気になることも知っている。
ダイエットや健康の情報はいくらでもある。
しかし、やる気にならない。または続かない。
劇的な効果はなくても、時間や手間、やる気が掛からない
習慣化し易い方法で、まずはそこそこの成果を体験してもらい
自信に繋げるべき。
良くも悪くも和を大切にするので、仲間がいる環境作りや、
パソコンやメール越しなら本音が言い易いことを活かした仕組みが必要。
朝バナナは成功実績200人を超えましたが、1000人目指してこのまま
進めます。
朝バナナダイエット公式サイト