親指シフトキーボードで、副業が儲かるようになる?
さっき気がついたことが一つ。
私が、親指シフトキーボードを使って、26年。
英文キーボードのブランドタッチができるようになって、30年。
なんか、凄くない?
21歳からSEになったのだが、担当したマシンが富士通のメイン
フレームMシリーズだった。
OSは、OSⅣF4MSPという、IBMから著作権違反で訴えられた
曰くつきのO。(笑)
当時、富士通はFMR、FM TOWNS、FMVというブランドのパソコンを展開。
それと同時に、ワープロ専用機OASYSシリーズを展開していた。
で、私の職場には、OASYS100とか30とういうシリーズがあった。
あったんだけど、30人に2台って感じの少なさ。
わかる?
30人働いている職場に、2台しかワープロ専用機があるだけなんよ。
なんせ1984年ぐらいのおはなし。
当時はまだ、手書きのドキュメントが主流。
ワープロを使う人は、職場では少なかった。
しかも、ほとんどの人が、ローマ字入力。
私もローマ字入力。
職場にあるOASYSは親指シフトキーボード。
なんかもったいないなと・・・。
はなしが前後する。
OASYSを使うようになる2年前、
SEになるまえの職場、1981年ごろ。
その職場では、英文タイプを打つことがあった私。
その職場は、課長や先輩を合わせて、30人ほどいたのだが、
誰一人として英文タイプのブラインドタッチができなかった。
子供のころから、アメリカTVショー『ルーシーショー』が
大好きだった私。
主人公のルシール・カーマイケルさんが、英文タイプを打つ
シーンが、カッコよい。
「あんなふうに、タイプを打てたらかっこいい。
せっかくだから、英文タイプのブランドタッチを覚えるか」
と、1週間ほど練習をして身に付けた。
ちなみに、1981年の当時の職場にあった英文タイプは
手動式だった。(笑)
これがクソ重たい。
兵器として充分に通用する。
映画「ミザリー」で変態女にとっつかまった作家が、
使っていたような感じのもの。
文字の抜けはなかったけど。
今でこそ、ブランドタッチをする輩は珍しくない。
30年前の日本ではというと・・・
奇人変人。
ばちばちとブランドタッチができるのは、普通の人では
まずいない。
SEでも珍しいかった。
CEでも珍しいかった。
プログラマーでも珍しいかった。
マシン室で、TSS端末に向い、ぱちぱちとプログラムや
コマンドを入力している私を見て、
「ブランドタッチなんてできなくたって、仕事はできるんだよ」
と、イヤミ言う先輩までいたぐらいだった。
当然、その先輩よりも私の方が仕事は速かったので・・・。
さて、私が英文タイプをばちばち打つようになっていた、
1982年ごろ、日本ではワープロ専用機が普及しはじめた。
当時の職場にも、ワープロが導入されることになり、確か東芝
トスワード(ポスワード?)だったと思う。
本体は、ガスファンヒーターぐらいの大きさで、プリンターと、
ディスプレイと机と椅子がセットになった、小さな印刷工場
みたいな、
「ちょっとお父さん、こんなもの買ってきてどこにおくの!」
と、個人宅では、サリーちゃんの家ぐらいの広さがないと
置き場がない代物だった。
会社へ、ワープロを導入するのも一大イベント。
東芝からコンパニオンがやってきて、ワープロの使い方を1日だか
2日かけて研修をやっていた。
「がんちゃん、研修をうけてきてくれ」
当時、若手だった私。
課長からその研修へいけと命令されて参加。
研修には、他の職場からも参加していた。
5人ぐらいだったかな?
皆、キーボードに書かれた日本語の文字を追っかけて、
入力していた。
「あ」と入力したければ、「あ」と書かれたキーボードを
探して、人差し指で押す。
「貴社、ますますご清栄の事とお喜び申し上げます」
「き、き、き、き、き、き、きぃ~~っと・・・、お!あった!」
という感じ。
「こりゃあ、使えないなぁ」
と、つぶやく人たちばかりだった。
「和文タイプのほうが速い!」
という人もいるぐらい。(笑)
そんな中で、私は、
「英文タイプは、ブランドタッチできます」
「あ、そうですか。では、ローマ字入力で」
と、コンパニオンが嬉しそうに、ちゃかちゃかとモード変換。
その時、生まれてはじめてのローマ字入力を経験した。
っちゅうか、ワープロを発明した人に、よくぞローマ字入力という
機能を入れてくれたもんだと、もんじゃでも奢ってやりたい
気分だった。
最初は頭の中で、日本語をローマ字へ変換していて、なんか
しっくり来なかったのが、慣れてくると・・・
「きもちいいー」
音楽を奏でるように、文字を入力できるリズム感。
ばちばちキーボードを叩く。
午後になると、東芝のコンパニオンが舌を巻くほどの
スピードで、日本語入力ができるようになっていた。
「これは、本当にきもちいいー」
私は子供のころから字が下手。
漢字も苦手。
書くのも遅い。
しかも、短期記憶が苦手で、メモしていると忘れちゃう。
ところが、ワープロを使えば、手書きよりも、速く、美しく、
漢字もばっちりに、文書を書ける。
自然と私は、職場でナンバー1のワープロ使いになっていた。
なにか書類を清書するとなると、ワープロへ入力し印刷する。
しかし、私へ依頼するためには紙に書かなくてはならない。
そしてそれをどんなドキュメントにしたいのかを、私へ説明する。
それが面倒なようで、結局、手書きに戻っていった。
私以外の人たちは。
それから、SEになって・・・午後にはなそう。