ウズベキスタン戦。試合前半は完全なウズベキスタンペース。
相手のキックの精度は高いし、ボールに対する反応も速い。
個々の能力や組織力の点において、明らかに日本より優れていた。
よく見ると、最近の23歳以下の対戦ではウズベキスタンに連敗している。
強いんだ。ウズベキスタンは。
ただ、強い相手が必ず勝つとは限らない。
そして、今回五輪予選では、何か日本には「運」があると感じていた。
試合は完全に押されながらも、勝ってくれるのではないかと思いながら見ていた。

後半、ウズベキスタンのペースが落ちて、日本が何度かチャンスを作る事ができる状況になった。そして、最終的には少ないチャンスの中、山田が決勝の1点を決めて、勝つ事ができた。

最後危ないPKシーンも、小久保が守り切る事ができた。これまでの日本のGKと比べて小久保は身長が高い。試合中、小久保の頭上枠内ギリギリのボールも余裕でパンチして避けているし、PKも小久保なら防げるのではという期待感があった。

しかし、PKは実力だけで防げるものではない。運の要素もあった事は確かだろう。

 

総じて今大会、日本には「運」があった。
韓国戦に負けた事(その韓国がインドネシアに敗戦した)、
カタール戦で地元カタールにレッド判定が出て数的優位で試合ができた事、

(理不尽な中東の笛を何度も経験しているとカタールのレッドは信じられなかった)
中国戦で一人少ない状況で散々危険なシュートを打たれながら無失点で切り抜けた事、

もちろん実力の結果ではあるが、日本代表に運があった、ツキが味方していたように思う。
決勝の統計データ
(日本:ウズベキスタン)
ボール保持率 48:52
シュート数 8:18
枠内シュート数 2:5
コーナーキック 3:10

ボール保持率でいえば、前半だけならもっと差が開いていたはずだ。
後半ウズベキスタンが疲労した点を割り引いても、ウズベキスタンがゲームを支配していた事は明白。ただ、より多く点を取った方が勝ち。統計は関係ない。

正直、日本代表の能力や実力はそこまで強いと感じなかったが、結果的には優勝。
日本代表は「何か」持っている。

おめでとう!日本代表。そして、ありがとう。
パリでも活躍を期待!