サッカー五輪予選 カタール戦。
今回のアジアカップは予選1試合目からヒヤヒヤものの連続。

中国相手に、10人で一人少ないとはいえ、終始押しまくられた。
中国に惜しいシュートチャンスが何回もあったが、日本は1点とった後は押されてほとんどチャンスがなかった。

それと比較すると、今回のカタール戦。
前半に数的有利な状況を得たのに、後半生かしきれなかった。
カタールには度々攻撃のチャンスを作られ、一人少ない相手に一度はリードされる展開に。

1点とった事でカタールが逆に守備的になった事で日本の攻撃時間が増え、なんとか同点に追いつく事ができて、結局延長戦で勝つことができたが、これが11人対11人、もしくはカタールの点をとった時間がもっと遅かったらどうなっていた事か。

何となく、今回の五輪代表メンバーは小粒と感じてしまうのは勘違いだろうか。

東京五輪の時は世代の中に久保、堂安の他に前田、三好、三苫、上田などそこそこ名が知れた選手が揃っていた気がする。もっとも予選がなく本大会のイメージが強く残っているので比較しずらいが。

韓国で点をとられたシーン。GKは目算を誤り、DFは寄せきれず相手を自由にしてヘディングを決められた。

カタール戦で点をとられた2点ともヘディング。相手のフリーキックの精度とヘディングの正確さを称賛するべきではあるが、この3点は相手を自由にさせすぎているように感じる。

攻撃面では山田の1点目はすばらしかったものの、細谷が外したり、佐藤ケインも正確性を欠いたり、攻撃陣も物足りなかった。

驚いた事に、一つ前の試合で負けた韓国がインドネシアに敗戦との事。
インドネシアは、オーストラリアがいた組を勝ち上がってきた。
その事を考えると、韓国に勝ったのも決してフロックではない。
もし日本が韓国に勝ってインドネシアと対戦していたら・・・。
韓国は結果的に五輪代表権を得る事ができなかったが、同じような結果もあり得たかもしれない。そう考えると、韓国に負けたのは幸運だったのかも。

日本代表は実力的には物足りないものの、運がついている事は確かだ。
このまま次の試合も勝って五輪出場を勝ち取ってほしい。