富山の某居酒屋の思い出 | Field of Dreams

富山の某居酒屋の思い出

富山最後の夜に忘れられない出逢いが。
富山在住の鹿サポブログ仲間に勧められた店。
器が午前中ガラス美術館で見た作品のようなガラス容器や料亭で出されるような陶器で、料理はどれも想像以上。日本酒も富山の地酒はもちろん、「ほほう!」と唸る銘柄の品揃え。しかも全種熱燗に応じてくれる‼️
私が学生時代好きだった滋賀県の『琵琶の長寿』が酒メニューにあり、店の女の子に頼む際に30年ぶりにこの酒に出会った話をした。
店内の空気がなんか変わって、バイ貝の刺身頼んだだけなのに、店の若い男性が『その貝の肝を焼きましたんでどうぞ』『貴方がオーナー?』『いえ、違います』『オーナーおられるの?』『厨房で焼き方やってます』『帰る時にオーナーに挨拶させてもらっていい?』『わかりました』
舌鼓打ってると陶器の中で泳ぐ鮎を持ってきて『今日神通川で獲れた天然鮎あるんですが、召し上がりますか?』
値段も聞かず二つ返事でOKすると、1匹は刺身&骨煎餅で、3匹は焼いて出してくれた❗
胡麻豆腐を持って店のオーナーシェフが席まで挨拶に来てくださって「琵琶の長寿」にまつわる思い出話や完全手造りの胡麻豆腐が料理の心を体現している話など。この世界に入って10年修行2001年この店始めたとのこと。(19年目‼️)器を誉めてくれて嬉しかったらしい。私らも朝ガラス美術館に行かなかったら、富山県がガラス製品に力入れてることすら知らなかった。
昨日は越中八尾、今日は氷見に行った話をして「氷見ブリのしゃぶしゃぶ」はいつ来たらベストか訊いたら、11月が出始め2月が最盛期だけど『11月初旬来てくれたら最高のブリしゃぶお出ししますよ🎵』
11月また富山に来る約束してオーナーに見送られた。(一人1万以上飲み食いしたはずなのに、代金に鮎やバイ貝肝焼き、胡麻豆腐は入ってなかったと思う)
初めて入った店でここまで歓待されるとは‼️
まさに一期一会。
不思議なご縁に感動した3年前の富山の夜。