J1第15節（8試合目）；甲府戦＠カシマ11.6.15.（参戦レポ）

アウェイ山形戦で勝利して、開幕戦以来101日ぶりにホーム・カシマスタジアムで甲府を迎え撃ちます。鹿島神宮から水無月大祓式のご案内頂いていたので、高速バスを途中下車して、震災後初めて鹿島神宮に参拝しました。
http://ameblo.jp/hama-penguin/entry-10834830871.html

倒れた大鳥居の跡に植樹がされてました
恐ろしい光景が脳裏に焼き付いています
大鳥居が復元されることを心から願います。
地元の県立鹿島高校の生徒が訪れていました。素朴な生徒の反応に心が癒されます。
女子生徒はボランティアガイドの方の説明を真剣に聞いていました。
水無月大祓式（みなづきおおはらえしき）は、一月から六月の罪穢れを祓う神事です。人形（ひとがた）で体を撫で、息を三回吹きかけて罪穢れを移したものを、祭典後お焚き上げし、灰を御手洗川に流します。

房総地方の【鹿島人形】http://archives01.gozaru.jp/20090913a/

秋田地方の藁人形道祖神【鹿島様】
http://www.geocities.jp/akitasaisei/ninngyou-gaso/00kasima.html

秋田地方で人形を【鹿島舟】で川に流す【鹿島流し】

http://blog.livedoor.jp/sin15/archives/50715362.html

など、【鹿島】の名がつく民俗風習があるのは興味深いところです。

この時期、神社には茅（かや）で編んだ大茅輪（ちのわ）が作られ、参拝者は茅輪くぐりをすることができます。
今年初めて拝殿参拝しました。午後3時の参拝者は6名で、私たち夫婦以外は鉾田から厄除け祈願に来られた4人組でした。6名の祝詞を奏上後、神職さんが『東日本大震災鎮静・復興祈願の祝詞を奏上致します。』と言われ、初めて聞く祝詞を奏上されました。帰宅後調べてみると、大震災後に公布された祝詞を全国各神社でアレンジして奏上されているようです。

　奈良の春日大社では、震災後3月16日から、『萬度祓』を行ってこられました。祈願札を神前に立て、「復興祈願詞」に続いて「中臣祓（なかとみのはらえ）」を述べ1万回奉唱するもので、4月23日に満願日を迎え、別願万燈籠がおこなわれました。春日大社では引き続き2万回目指して奉唱続けるそうです。

　春日大社は鹿島神宮と大変深い繋がりがあります。中臣鎌足は鹿嶋の出身、秀才で当時の都・奈良に留学しました。そこで中大兄皇子（のちの天智天皇）と蹴鞠を通じて意気投合（今でいうフットサル仲間）、当時政治を牛耳っていた豪族・蘇我入鹿（鹿の字が入っているがイルカDolphinのこと。川崎フロンターレ？）を暗殺して天皇制の基礎をつくりました。日本古代史最大のクーデター「大化の改新」です。鎌足は天智天皇から藤原姓を賜り、鎌足の子・藤原不比等は藤原氏繁栄の礎を築き、藤原氏の氏子神社として、鹿島神宮から神様を分けてもらい造ったのが春日大社です。藤原氏の氏神・鹿島神（武甕槌命）は白鹿に乗ってやってきたとされ、以来、鹿が使徒とされています。

おしまい。

　参拝の際、SMILE AGAINで撮影したアントラーズの選手・OB全員の集合写真を本殿に向けて立てかけ、拝礼しました。その写真を見ていた神職さんが、参拝後、『今しがた鹿島アントラーズさんから大絵馬が届き、これから祈願するのですが写真撮っていかれますか？』と声をかけてくださいました神職さんにカメラを預け撮って頂いたのが下の写真。必勝祈願だけでなく復興祈願の大絵馬です。

故郷が大震災の被災地の選手は右半分に集中していますね。

年に2、3回しか参拝しない私たち夫婦ですが、アントラーズと繋がっているなぁ、としみじみ思いました

鹿園・奥宮を過ぎ、要石の手前にある武甕槌命の石像。要石（かなめいし）は利根川を挟んで千葉県香取市の香取神宮にもあり、鹿島神宮は大ナマズの頭、香取神宮は尾を押さえつけて地震を鎮めたと古伝にあります。
誰がつけたのでしょうか？頭に藁のハチマキをしています。押さえつけていた大ナマズを逃がしてしまった苦渋の表情になぜか見えました。
スタジアム横のJAしおさい鹿嶋農産物直売所に震災後初めて立ち寄ります。鹿島の大ハマグリの水槽はもう海水を張ってありませんでした安重水産の海産物はシラスの釜揚げがあるだけでした。『安重さんはお元気ですか？』と店の人に訊いているところに、その安重さんが店に現れてビックリ漁を終えて友人とアントラーズの試合を観に来たそうです。風評被害で苦戦する漁師さんたちが観に来てくれた今日の試合は、絶体負けられません
午後5時開場。バクスタ中央の屋根の下に合ったフラッグは、ホームゴール裏に移動していました。
照明が点灯されます。照明が低い位置に設置されているので、ピッチ上明るいところと暗いところがあるような気がします。
着席すると目線に入るのでまぶしく感じます。選手のプレーに影響はないんでしょうか？今日も山形戦に続いて誓志がスタメンです。イバ・大伍の両SBは楽しみ大迫がU-22で抜け、しんぞー・田代の2トップ。サブはイゴール（カルロンはどうしちゃったの？）・本やん・小谷野・岳・アレックス・昌子・哲でした。（伊野波・青木は体調不良、フェリペ・ホンタクはケガ）
主審は高山さん。高山さんのジャッジが格段に良くなった瞬間を覚えています。06年だったか、カシスタで岡田さんが主審の時、第4審判が高山さんでした。その日の岡田さんは1回目のファウルの時に注意を与え、2回目からイエローを出していました。その日以降、高山さんもイエローカード乱発から変化し、好感の持てるレフェリングが続いた記憶があります。ところが最近あまり良い評判を聞きません。また迷路に入ってしまったらしい。自分の判断基準に固執しがちなベテラン審判は、2010南ア大会以降の世界規準に対応し切れてない感があります。この日もジャッジにブレがあり、特にPAの内と外とでファウル規準がちがっていたため選手にストレスが溜まり、選手同士の揉み合いにまで発展してしまいました。
試合は開始早々、カシマスタジアムでサッカーができる喜びを爆発させるように、鹿島が圧倒します。20分までに得点していれば高山さんのジャッジも問題にならなかったでしょう。こう着状態が続き、70分田代本やん、78分ヤス岳。それでも目立った効果がありません。 85分、しんぞーイゴール。イゴール初デビューです先週ジーコさんをアシストしたラッキーぶりを短い時間で発揮できるか
満月の1日前（待宵月）でした。昨年のホーム新潟戦、きれいな満月に気をとられて同点に追いつかれたことを思い出し、スコアレスドローに終わるのか、と思った矢先…

ロスタイムにハーフナーマイクにＤＦとGK股抜きダブルでぶち抜かれ失点、そのまま0－1で試合終了