逆転の発想で・相手の気持ちになって | 鉄は熱いうちに打て!~ IT社会保険労務士 濵本絵美@東京都府中市~

鉄は熱いうちに打て!~ IT社会保険労務士 濵本絵美@東京都府中市~

IT企業に12年間勤めていましたが、これまでとは異色の業界の「社会保険労務士」として開業しました。
こんな社会保険労務士がいても良いのでは?!

おはようございますトースト
IT社会保険労務士濵本絵美虹ですアップ

お盆ですね お盆お盆

年金事務所での年金相談も来所者が少ないかと思いきや意外と多いんです
まだお勤めの方であれば、お盆休みに合わせて来所される方もいるのでしょうね

退職共済年金と障害共済年金・障害基礎年金の受給権をお持ちで、今は退職共済年金を受給されている方が65歳になったということで老齢基礎年金のお手続きにいらっしゃいました

年金は1人一年金が原則で、老齢(=退職)または障害のいづれかを選択しなくてはいけません
但し、65歳以降は障害を持ちながら働き、払い込んだ保険料が無駄にならないようにと特例があります

本来ならば
退職共済年金+老齢基礎年金 または
障害共済年金+障害基礎年金
なのですが
退職共済年金+障害基礎年金・・・★
もOKになります

障害基礎年金は老齢基礎年金の満額の金額で、しかも非課税(所得としては0円)
所得に応じて額が決まる国民健康保険料・介護保険料・住民税を考えると、基本的には障害基礎年金の方が有利
強いて言うなら、振替加算は老齢基礎年金にしか加算されないので、振替加算がつく場合は年金額という面では老齢基礎年金の方が障害基礎年金よりも額が高くなる可能性はあります

今回のご相談において、★のパターンが一番有利で、しかも、障害は無期固定
つまり治ることはない障害なので、わざわざ色々な書類をお預かりして老齢基礎年金の手続きをしても、あまり意味がなく、選択届一枚を出して頂くだけでOKなんです
※治るような障害であれば、障害の程度が軽くなり障害等級に該当しなくなった場合は老齢基礎年金に変更となるので手続きをして頂いています

以上のようなお話をして、「いかがされますか?」とお聞きしたところ、通常であれば、「じゃ、手続きは遠慮しておくわ」という事になるのですが、ちょっと、迷っているご様子

思わず「今後、医学が発達して治るかもしれませんね!老齢基礎年金の手続きを行っておきましょうか」と、逆の発想でお話をしたところ、お客様はニッコリされて「そうするわ」と仰いました

今までは単純に事務手続きの面で簡便な方をおススメしておりましたが、もっと気持ちをくみ取ってお話すべきだったなと、大いに反省反省!

相手の立場になって常に考えるようにはしているものの、まだまだ未熟な自分を思い知らされました

この件を糧に一歩前に進みますDASH!

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府中(東京)をこよなく愛ラブラブする自称「IT社労士」です
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