ひとりはグループのために | Still Love You Guys

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Bless BTS and Jimin



ホビたんの新曲、すごかったですねー!

前回のミクテ「HOPE WORLD」は陽気さの中に影がある雰囲気でしたが、こちらの「JACK IN THE BOX」は影を前面に出している感じです。

先行曲「MORE」、ロックテイストでめちゃめちゃカッコよかったです♡

もともと何でもできるホビたんですが、音楽のジャンルも例外ではないのですね。



往年のロックスターな雰囲気…!

信じられるか?この人、グループの希望担当なんだぜ…



ホビたんの圧倒的ラスボス感。

白いジョーカー的な。

アルバムフルで聴くのが楽しみですね♪


さて、遅ればせながら防弾会食ようやくフルで観ました。字幕をつけてくださった方本当にありがとうございます。
Twitterで要点は把握していましたが、グループ活動をセーブして個人活動を増やしていくという大事なお話でした。
私は全然心配していません。むしろ売れたら個人活動が活発になるグループが多い中、メンバーたちはよく9年間もずっとBTSファーストでやってこれたなという感じがします。
既にシュガひょんのTHAT THAT、PROOF、グクのLeft & Right、ホビたんのMOREなど、リリースのペース早すぎてwwこりゃ下手したらグループ活動の時より追えなくなるのでは…と危惧しています笑
メンバーたち、特にナムさんが申し訳なさそうというか、罪悪感を感じている様子には胸が痛くなりました。事務所の稼ぎ頭であり、韓国最高のボーイズグループであり、韓国の顔でもある彼ら。これだけ背負っているものが大きかったらそう感じるのも無理はないかもしれません。求められることをやり続けなければいけないという使命感に駆られてきたと思います。
イルコンを楽しみにしていたので、グループ活動のセーブは手放しで喜べないところはありますが、誰のものでもない彼らの人生を満足に生きてほしいです。

今回の決定は解散でも活動休止でもなく、自分を見つめ直し成長するための期間だそうですが、それでもいつかはBTSとしての活動が終わるときが来ると思います。
グループ活動をずっと続けるのは簡単なことではありません。大半のK-POPグループが7年目で全員の再契約に成功しないことからもそれは明らかです。
実際問題、仕事を目的として集まったメンバーが完全体で一生一緒にやっていけるわけではないというのが現実です。
アイドルになる理由は人によって様々ですが、目標はだいたい「成功すること」と共通しています。
具体的には大衆の支持、強く安定したファンダムの形成、ヒット曲の連発などが成功と言えますが、これには実力や華、事務所の力や運など様々な要素が絡んできます。しかし、グループの存続は成功しただけではどうにもならないところがあります。
成功しているか否かがグループ内の人間関係や再契約率に良い影響を及ぼすのは確かで、「この事務所でこのメンバーだからここまで来れた、これからもこの環境でやっていきたい」という気持ちが強まるでしょう。
しかし、アイドルは若さと勢いが全てと言ってもあながち間違いではなく、絶対に旬を過ぎる時が来ます。永遠にアイドルとしてのモチベーションを保ち続けるのも厳しいと思います。
アイドル以外の仕事で芸を磨かないと、長く芸能界で生き残っていくには厳しいという事情もあるかもしれません。
7年目に訪れる完全体での再契約が難しい理由はこういった事情もあると思います。

グループ活動を続けている間は、どうしてもいろんな制限がかかってしまいます。
個人活動はできますが、基本的にグループのスケジュールに支障をきたさないように、グループ活動と並行して行うことになりますし、他のメンバーとの兼ね合いもあるので好きな時に好きなだけというわけにはいきません。
個人活動が順調すぎてグループのスケジュールに参加しないメンバーもいたりしますけどね。
また、自分のやりたい音楽やパフォーマンスが必ずしもグループの音楽と一致するとは限りません。ある程度は意向を取り入れてくれても、結局はグループのカラーや事務所の意向に合わせなければいけないことが多いと思います。
K-POPのようにレベルの高いグループのダンスパフォーマンスは簡単に完成するものではなく、全員で息を合わせる必要があり、カムバックの準備やコンサートの準備などには時間をがっつり取られます。
つまり、自分の時間が取れないということですね。売れる前や売れてすぐはがむしゃらに頑張らないといけないからそれで良くても、安定期に入ってふとこのままでいいのだろうかと思ってしまうのは不思議ではありません。
でもこの頃はスパッと解散してしまうグループは減っていて、長く安定した活動をしようというグループが増えている気がします。仮に誰かが事務所及びグループを抜けても、再集結を匂わせることが多いです。

そもそも、性格も考え方も違うのに「成功する」という目標だけが共通しているメンバーたちが仕事も生活も共にするわけです。
BTSは疑いもなく仲睦まじいグループですが、こんなに趣向がバラバラな7人がよく一緒に暮らしてたなと驚いたことを防弾会食で語っていましたね。最初から順調なグループじゃなかったことも大きいかもしれません。
K-POPアイドルは宿舎生活が基本で、仕事だけでなくプライベートまで離れられません。嫌でも相手の嫌なところが目についてしまうと思います。特に明確な理由はなくてもなんとなくストレスが溜まる、ということが共同生活では避けられないと思います。
大なり小なり衝突は避けられないとしても、如何に上手く折り合いをつけるかが鍵ですね。ただ、10代の若いアイドルにそれが出来るのかは疑問です。ギスギスしたところを公前に見せるわけにはいかないので逃げ場もないですし…
練習生の頃から長く一緒に過ごしているならまだわかりますが、1年足らずでデビューしたり途中加入したりするメンバーも、外国人もたくさんいますからね。
それでもK-POPはメンバー同士仲が良さそうなグループが多いので純粋に驚きます。グループに関しては仲の良さ=好感度なので、仲良くするのがマストみたいなところはあると思います。
しかし、いくら仲良くしようと心掛けたところで限界があります。メンバーとの間で深い溝が出来てしまうと、ファンや事務所にはもうどうにもできなくなることがあります。

不仲説の理由としてよく挙げられるのは格差ですね。今まで格差を理由に不仲説が噂されたグループはあくまで本人たちが明言したわけではないのですが、不仲になる要素としては十分だと思います。
正直、どこのグループにもメンバーの格差は存在します。事務所から推されているメンバーと推されていないメンバーの差が必ず出てきますし、世間から人気があって知名度が高いメンバーとそうでもないメンバーの差が出てきます。
仲間といえども嫉妬してしまうかもしれませんし、単純にお互い接しづらくなってしまうかもしれません。
芸能界デビューしたからにはグループに所属してるといえど、自分が主役になりたいものです。なのに事務所が人気メンバーばかり推して個人活動も積極的にさせるとなると不満が出て来たりすると思います。

他にグループ活動の大変なところは、1人の問題がグループ全体の問題になってしまうところです。1人がトラブルを起こすだけで、何もしてない推しにも被害が及ぶことがあります。
そのせいか、グループのメンバーがスキャンダルを起こした時、韓国のファンは必ず炎上の原因となるメンバーに脱退を要求する声が上がるように思います。
対して日本は「ダメなものはダメだけど、ちゃんと反省したら帰ってきてほしい」と考える人が多いイメージです。
韓国はグループのファンといえど推し至上主義みたいなところがあって、「他のメンバーも好きだけど、何かあったときは推しが第一!」みたいな考え方のファンが多いのかなぁという勝手な理論です。
もちろん日本にも「迷惑かけるなら抜けてくれ」と考える人はたくさんいると思いますけど、日本人は箱推しが多くて、「何があってもこのグループなら皆で乗り越えられると思う」「私は何があってもこのグループを応援する」みたいな、ロマンチストなファンが多いイメージです。
トラブルを起こして叩かれることより、それによって切り捨てられることにショックを受ける人が多いのかなという気がします。
私がもしどこかのグループにいたとして、炎上の原因になることばかりするメンバーに良くしてあげる自信はないですけどね。人気メンバーだったら言うに言えないみたいな事情があったりするんでしょうか。ウォニョンちゃんみたいに注目されてるが故にアンチが多くてよく叩かれてる場合は別ですけど。

そもそも、グループ活動をする理由やメリットとはなんでしょうか。いつか終わりが来るし、足並みを揃えるのが難しいにも関わらず。
アイドルとしての魅力は、歌が上手い、ダンスが上手い、ラップが上手い、顔が整っている、スタイルが良いなどが挙げられますが、これら全てを備えて完璧にこなせる逸材はなかなかいません。
なので2人以上のメンバーを集めることで能力を補い合ってバランスの取れたグループを目指すわけです。
優秀なメンバーが多ければ多いほど話題にもなり、たくさんのファンが付く確率が上がります。そして曲とパフォーマンスに厚みが出ます。
メンバーそれぞれがいろんな声色、声質、歌い方を持っているわけですから、楽曲の幅も広がります。パフォーマンスも同じで、見応えや迫力が増して満足感が得られます。 
BTSのダンスライン3Jも全員ダンスが上手いですが、全員タイプが違うのがむしろ魅力的ですよね。タイプが違うのにバラバラでごちゃつくわけじゃないところが好きです。
K-POPのダンスパフォーマンスは基本的にフォーメーションも複雑ですし、それぞれがただ目立とうとするだけでは成り立ちません。群舞を活かすためにはとにかく一丸となって練習に励むことはもちろん、時にはバランスを考えて少し自分を抑えることも大事になってくると思います。
歌い方や踊り方がそれぞれ違うように、メンバーの性格も様々です。頼れるリーダー、ムードメーカー、天然キャラ、姫ポジなど、いろんなキャラクターの子が集まることで魅力が増します。
様々な個性を持つ子たちが良いコンビネーションを見せられることがグループの醍醐味であり、韓国ではケミ(化学反応を表すケミストリーから来ていると思われる)と呼ばれていますね。
何よりメンバー本人たちにとって大きいのは、苦楽を共にする仲間ができることだと思います。
K-POPアイドルは海外活動もマストですし、不眠不休で撮影やステージに立つこともざらですし、10代で親元を離れて過ごす子が多いです。
厳しい環境で頑張らなければいけない中、アンチに容赦なく誹謗中傷をされたりします。その辛さや孤独を1人で抱え込むのは大変だと思います。
辛いときに支え合い、励まし合うことができる仲間はかけがえのない宝です。
それでもいつかグループは遅かれ早かれ収束を迎えてしまうわけですが、その後の個人活動にグループ活動で得た知名度や実績は活かされます。
グループが人気になれば、その人気グループのメンバーとして活動したことが強みになり、自分を売り込めます。グループが成功するかどうかは別問題ですけどね。

共に活動する仲間がいるというのはファン視点でも嬉しいものです。特に男性アイドルのファンはほぼ女子ですが、圧倒的に腐女子が多いと言っていいと思います。なのでカップル営業も人気の秘訣です。
しかし、シッパーの主張は時に争いの種にもなります。具体的には推しカプの邪魔をする(と思い込んでいる)メンバーを攻撃することです。こういう人たちは自分の欲求を満たせれば満足する存在なので、ファンとは呼べないと個人的には思います。
とはいえ、腐女子かどうか関係なくメンバー仲は良い方が圧倒的に得です。ファンに媚びようとやたらベタベタする必要はありませんが、微笑ましい雰囲気を出すことは大事だと思います。
ヲタクは推しがそれ以上の幸せを与えてくれることを信じて、自身の労力と経済力を注いでいます。メンバーみんなが人間関係の致命的なトラブルなく円満に活動して供給を与えてくれるという安心感、ファンをガッカリさせるような不祥事や炎上が少ないという安心感は何ものにも代え難いです。